銀座ルノアール

2008年4月21日 00:00 T

google earthで早稲田大学の周辺を見ると、道端に、得体の知れない無数の白い点が散在しているのが見える。
この白い点の正体は、実は無数に配られているサークル新歓のビラで、それらが道端に捨て去られているのが写されている。たしかに早稲田大学構内にはまさに入学シーズンらしく、人が溢れかえり、たくさんのサークルのブースがキャンパス中を埋め尽くしているのが見える。たまたまgoogleの衛星が写真を撮影したのが4月の頭だったのだ…。
waseda01.jpgという話を知人に聞いた。google earthで実際に見てみたところ、確かに白い小さな染みが道に点々と着いている。じっと眺めていると、まるで神の視点から都市に塩をまぶしているような感覚におちいっておもしろい。
waseda02.jpg


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享年

2008年4月18日 00:00 T

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さきほど表参道を徒歩で通過していたら、とある店の前で、ボディーバター新作入荷しましたあ、ボディーバター新作入荷しましたあ、と店員が叫んでいた。化粧品には完全に無知なので、ボディーバターという単語は初めて聞いた。多分、保湿クリームの類いのものであろうが、ボディーバターというネーミングは、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を連想させる感じがして良いと思った。


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駅前飲食店会

2008年4月17日 00:00 T

lipton01.jpgこないだ(だいぶ前だが)、ラピュタ阿佐ヶ谷で開かれていたラピュタアニメーションフェスティバルに行き、"ユーリ・ノルシュテイン『イワン雷帝』を語る"というプログラムを観てきた。
このプログラムはノルシュテイン本人が生で講義をするわけではなく、何年か前に開かれたノルシュテインによる同名の講義の様子を撮影したドキュメントフィルムを上映するというものだった。
lipton02.jpgノルシュテインは、ソビエトの映画監督セルゲイ・エイゼンシュテインによる映画「イワン雷帝」には、アニメーションに必要な技法の全てが凝縮されているとした上で、ビデオを回しては止め、回しては止め、とつとつとシーンの構造を解説していった。
現実をありのままに表現しようとする行為からは、現実は絶対に生まれない。現実をもって現実を再現する事は意味のないことだと言っていた。抽象表現から現実を取り出すことに意味があり、だから彼は、抽象の塊である「動物」をアニメーションに使うとの事だった。
彼のアニメーションの到達点が、あくまで現実に据えられているという事が分かって良かった。ファンタジーは、現実から離れた幸せな孤島を自分に提供してくれる(から好きだ)が、なかなか現実を変えてはくれないだろうから。



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フランクリン・アベニュー

2008年4月15日 00:00 T

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このあいだ、知り合いの展覧会を見に行ったあと、五反田でおいしいハンバーガーの店を紹介してもらった。アボガドがおいしかった。ハンバーガーは、わりと好きな食べ物のひとつ。構造的に破綻してるくらいでかいやつが特によい。
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Lastfoje, Mi vizitis mian amikan ekspozicion. Poste, mia amiko konigis bonan hamburgeron al Mi. Avocado estis bona.
(不完全な訳)


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長押し

2008年4月14日 00:00 T

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また随分と日記の更新から遠ざかってしまっていた。
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気がつけば4月も半ばにさしかかった。桜も満開だなあと思った矢先に早々と散っていってしまった。まるで過ぎさるにまかせたまま、殆ど無為なような時間を過ごしているような気もするし、あながちそうでもないような気もする。
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この弛緩しきったような気だるさは、まさに春特有のものなのかもしれないが、どうにも、いたずらに不安を煽られる。本当はもう少し冬が続いてくれたら良かった。
北海道はまだ冬なのかもしれないから、北海道に行けば、冬に整理しておくべきだったはずの気分を置いてこられるのかもしれない。北海道は、きっとまだもう少し冬だろう。


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