花器の造形制作にはGoogle Sketchupを使った。SketchupはAPIが公開されていて、Rubyスクリプトを使って自由にプラグインを作成することができる。(Microsoft WordやExcelでマクロを作成できるのと同じようなこと)

今回は、8つの面で構成されている事+紙コップの体積を内包できること、という縛りのもと、ランダムに形状を生成するプログラムを作成した。Sketchup上で一度このプログラムを走らせると、100個の花器が生成される。プログラミング技術および数学的知識の未熟さのため、100個のうち2割程度は面がよじれたり裏返ったりしてしまって、CG上では存在しえても、リアル空間上ではありえない形状が生成されてしまうので、それらは手動でデータを削除している。

Sketchup上にカタログ的に現れる80個近くの色とりどりの花器のうち、好きなものを選んで、展開図に起こし、プリントアウトして組み立てる。好きな形状のものが見つからなければもう一度プログラムを走らせて、形状を刷新する。