SketchUpで巨大なデータサイズの3Dモデルを扱っていたら、処理が追いつかず、次第にジオメトリが美しい感じに崩れていった。過大な負荷のため、パソコンのファンの音が苦しそうな感じになり、本体が異常な熱さになっている。いつもの、ソフトがフリーズする寸前の予兆をありありと感じた。データをセーブするのを忘れていたので、元のデータがよみがえらない事を悲しみながら、偶然が生成したこの図像のスクリーンショットを撮った。ほどなくしてパソコンはフリーズした。

単なるランダム生成された立体でなく、他の目的でキチンと作っていた3Dデータが壊れたので、建築部材以外の、イスとか植物とかも巻き込んでミキシングされていてちょっと面白い。デコンストラクションの建築家の人たちは、有形無形問わずいろいろなものをミキシングしてきた。建築部材、生活用品、行為、思想、歴史的コンテクスト…。その筆頭、COOP HIMMELB(L)AUは、去年のオペラシティの展示会で何かドクドク動く巨大な臓モツみたいなものを作っていたが、あれは何だったのか…自分にはよく分からなかった。(身体の拡張としての建築…と書いてあったが、それは他の誰かに任せて、もっとクラシック・デコンストラクションな、もっと無作為に色々混ぜた造形物を建てて欲しい。)