実家にて過ごす。何も無い田園地帯を犬を連れて散歩する。年齢を重ねるごとに、こういう時間が本当にほっとするようになっている。何も無い景色も、ちゃんと見ると、浜名湖でマングローブを育てようとして失敗した地元の私立高校の新しい農園があったり、子供の頃、化石を掘っていたガケなど、いくつか好奇心に灯がともさんとするスポットがあるが、あまり眼に入らなかった。
2011/08/07 23:50
アイポッドシャッフル
今日は日曜でほぼ家にいた。昼過ぎに、最近家の近くにできたらしい家具屋に行ってみた。イギリスのアンティーク家具を売っている店だったが、これといって心惹かれるものはなかった。単体でみたら美しいが、今の部屋にはとても合う気がしない。
店からの帰り際、定食屋の軒先に、2Lペットボトルを使ったプランターが多数並べられているのを見つけた。ペットボトルを使ったプランターは、よく見かけるが、この店のものはひと工夫加えてあって、荒い麻布のようなものを下図のようにくるりと巻き付けてあった。自分には、確実に、素人の荒さが不思議と面白いというタイプのクラフトアイテムに惹かれる嗜好がある。ただ「そちら系」だけでは、だめなのも分かっていて、例えば、沖縄で見た象設計の「今帰仁村中央公民館」などは、随所に、そういうラフなアイテムが大量に見受けられたにも関わらず、ある強烈な強さが感じられたなと良く思い出す…。
2011/08/06 23:00
丑の刻
今日は両親が東京に遊びに来てくれた。家の近くのウナギ屋で昼食を食べ、ひとしきり談話した後、母親の要望で西荻窪にある着物の店に行った。浴衣やオビなどを買ったようだ。母親は若い頃に着付けを習い、数十年の間、着物に興味を持っていたらしいのだが、子育てなどが落ち着くまで、興味を封印していた。我々兄弟が独り立ちし始めた数年前あたりから、また着物をいろいろ調べたり集めたりしはじめ、日常的に良く着るようになった。楽しそうな親の顔を見るのは良い。
2011/08/04 22:29
干すズボン
今日は一日中眠かった。たまにこういう日があるが、朝から晩までずっと異常なくらいの眠気が続いてしまう。眠り病ではないかと疑いたくなるほどに、眠くて眠くて困る…。
これらの線画は、クレー的なやり方で絵を描いてみるテストの初期段階のうちの一つ。マウスで引いた線が勝手に、実線、破線、ゲジゲジ線、ボコボコした線、３重線の５種類の線にトランスフォームしていくというツールを作って、適当に書いた。ここでメモするクレー的なやり方とは、だいたい以下の通り。
①さまざまな方法で線を描く。点が動いて線になり、線が動いて面になるように、動きと、それを司る法則を適当に思いつきながら書く。例えば、線をところどころ２重か３重にしなければならないという法則を作ったり、1cm動かしたら二股に分ける、という法則を作ったりして、描く。途中で他の動きを思いついたらそれもバンバン試す。
②長時間やっていると、やがて線が、自分の意識下から離れて、動きを有機的に変化させる自律した生物のようになってくる。手が脊髄反射的に、線を生成していくような感じになる。
③そのように、手と眼が分離した状態になったら、今度は、手が自動的に生成していく線の中から、「街並みに見えるような部分」とか「人の顔のように見える部分」とか、あるいは「何となく面白い形になっている部分」とかを発見していく。手はひたすら生成を続け、眼がその膨大なスタディの中から、何かをセレクトしていく。生物の進化と淘汰のように、作業をする。
④セレクトした部分を構成している線の要素を分析・解析して、その線を作っているシステムを抽出する。
⑤抽出したシステムを使って、さらにその亜種のシステムが出来ないか試す。
⑥最終的に出来た画像に、少し具体的な名前をつけてキャッチーにしておく。抽象的な線の運動でしかないものが、言葉によって、鑑賞する人の頭の中で豊かなイメージに広がるようにするために、タイトルも重要。
今回のこの線画は、①のはじめの部分のみを自動化できないかと試したもの。上記プロセスを全て自動化するのは難しい。例えば自動作曲システムとか、自動お絵かきロボットとか、先駆者たちが様々な試みをしてきているが、自分は、全てのプロセスが自動化される必要はないと思っている。重要なのは③と④の部分、つまり有象無象のなかから何かを発見したり、選択したりする部分だと思う。ここ以外は全て自動化出来ても良いような気がしている。それでも難しいが…
2011/08/01 23:00
桃ゼリー
今日は一日のうち何度か腹痛に見舞われた。この症状は２年程前から出始め、最近に至るまで続いている。一週間のうち１、２日、突発的な腹痛が発生する。多分、一般的に良くあるストレス性の何かだと自分では認識しているが、会議中などでも痛くなるときは痛くなるので、割と困ることもある。
帰宅後、スパゲッティにソーセージとレタスと卵を突っ込んだカルボナーラの出来損ないのようなものを自作し、胃に入れた。最近、COOKPADなる大人気サイトの存在を今更ながら知り、自炊する前は一応、作り方を検索するようにしようと決めたはずなのだが、早速その決意を忘れ、適当な食事が生まれてしまった。
