帰宅してピラフを作ろうとして材料を適当に切って米と共に炊飯器で炊いた。結果的にはピラフではなく、日本の炊き込みご飯のような味になった。適当に作ったが別に悪くはなかった。今年初めて蚊に刺されたようだ。もうじき8月が来るのかと思い少しモヤモヤとした気分になる。

勤め先の人が貸してくれた西沢立衛の「美術館をめぐる対話」を読んだ。貸してくれたのはだいぶ前なのにしばらく手を付けていなかった。新書なので、一般向けにライトな語り口で書かれていて読みやすい。内容は主に開かれた美術館とはどうあるべきか、建築とアートの関係はどうあるべきかという話…。アメリカと日本では、パブリックの概念がまるで違うというエピソードが面白かった。日本でのパブリックは公的なもので、自分のものではないものと捉えられていて、アメリカでのパブリックは、自分でも自由に使って良いもの、皆が自分のものと思っているものと捉えられているとの事。たしかにそう考えると、我々の周りの公開空地などがほとんど死に体となっているのもうなずける…。