帰宅しようと自転車にまたがった瞬間くらいに雨が降り出した。戻って電車で帰宅するのもおっくうだったし、そう強い雨でもなさそうだったのでそのまま濡れて帰った。

パウル・クレーの「造形思考」を再び読み進めている。この本は遡ること5年前、大学の研究室の教授に「読みなさい」と薦められた本だ…。即座に大学の図書館で借りたが、その時は意味が分からず途中で挫折し、何度か借りたり返したりしながら、やっとの事で一度、通読したという過去がある。クレーはこの本の中で、線や面がいかに「生成」されていくかを、膨大な事例を伴いながら何度も説明している。以前はあまりピンと来なかったその解説だが、時が下って、同じように「生成」をテーマにした、プログラムによるGenerative artにたくさん触れたことで、徐々に理解できてきた。クレーとGenerative artについてはとても面白く、学ぶところが多そうなので、また後日メモにしるしたい。