神保町にふらりと出かけた。自分の住んでいる街から電車で一本で行けることを今まで理解しておらず、最近、路線図を見ていて偶然知り、急に行きたくなった。

大学にいた頃は自転車でたまに出かけていたが、2年以上ぶりに神保町を訪れた(と思う)。写真関連や美術関連の品揃えが豊富な小宮山書店という古本屋があるのだが、そこの2階には絵画や版画、写真のオリジナルプリントを展示・販売しているコーナーがある。そこに、巨匠作家に混じって展示されていたjohn hathwayという人の絵に何故か惹かれた。パッと見、よくあるほとんど記号化されたような萌え美少女絵かと思い、なぜこんな場所にこんな絵があるのかとギャップを不思議に思ったのだけれど、パース(遠近法)のかけ方がとにかく独特で、焦点がいくつもある上に、魚眼効果で画面を歪めまくりながら、やたらと細かくキャラクターや点景が描いていくという手法に思わず引き込まれてしまった。絵のサイズも1m×2mくらいあって迫力があった。