アジフライ 03
2008年2月28日 00:00 T
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コメント(3)
ひと月ほど前の事になるが、下北沢のシネマアートンという映画館で、「
カメラになった男 写真家 中平卓馬」というドキュメント映画を観てきた。
純粋な記録者としての人間の姿というものを初めて見たけれど、こんなにも軽やかなものなのかと思った。
だけど、急性アルコール中毒で倒れた1977年からまっとうに記憶を維持する事が出来なくなっているため、「写真はcreationでなくdocument」という彼の主張は決着がつかないまま、宙ぶらりになっているようで、映画の中で何度かある彼の追想の語りの中の、前後の文脈に全く無関係に何度もはさまれる「…走ってた…走ってたんだ…」という単語が唯一、ひきずるような重さを感じさせた。
最近のコメント
坪根 on アジフライ 03: その節はお誘い断って
坪根 on アジフライ 03: 私は坪根ではありませ