茶葉
2007年12月16日 00:00 T
先日、渋谷のユーロスペースでやっているチェコアニメーション映画祭を見てきた。映画祭と名乗っているだけあって、全部で32作品もの作品が公開されているのだが、全部を一度に見ることは出来ず、作品のジャンルごとに4つのプログラムに分割されて上映されている。今回はナンセンスプログラムと名付けられた9つの小品を見てきた。
ナンセンスというので、無意味でシュールな、幻覚キノコみたいな感じの作品群かと思ったけれども、主に社会批評を主題に据えた作品が多かったように思う。作られた時代背景もあってか産業機械や商業主義をニヒリスティックな観点で眺めていた。
ユーロスペースの近くを歩いていたら、とある壁面にはりつけられた石タイルのひとつひとつに、無垢な笑みをたたえた表情があるのを見つけた。ネオンがちらつき、何かに勝ったみたいな顔をした人々が道行く夜の渋谷の歓楽街に、子供のようなニコニコ顔が整然と並んでおり、気持ちよく馬鹿にされているみたいでおもしろかった。
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造形探訪シリーズ
2007年12月15日 00:00 T
進修館 その2
設計:象設計集団
機械よりは多くの雑多な人々
知識よりは知恵
速さよりは持続力
理性よりは情熱,狂気
妥当よりは過剰
規範よりは埓外のものごと
結論よりは終わりのない問いかけ
形姿に求められるものは魔力
最後に,空間の緑化がもっとも大切です
(象設計HPより引用)
最後の1文として加えられた暖かさが美しいと思う。妥当よりは過剰という言葉もよいね。
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エピグラフとパンタグラフ
2007年12月12日 00:00 T
ブログをはじめることにした。今まではホームページの形式で日記を綴っていたが、ついにブログというものに手を出してみた。サーバーも借りた。
もう半年近くも日記を書くことから離れていたので、突如として再開をしてもうまく筆が進まないような気もするが、また適度にやっていきたいと思う。
自分の机の上にもらいものの電波時計を設置して1年ほどになる。部屋の中に絶対的に信頼出来る時計がひとつあるととても便利だ。正しい時刻をしかと確認しておくと、自信をもって家を出られる。
しかし最近、絶対に狂わないはずのその卓上電波時計が、機械の故障なのかなんだか分からないが、実は日本標準時刻より5分ほど遅れて時を刻んでいたことが判明した。ここのところ、たしかに出先のいろいろな場所に設置されている時計が、自分の腕時計より進んだ時刻を指していることが多いなとは思っていた。しかし自分の腕時計は絶対神である電波時計を見て定期的に時刻合わせをしているのだから、自分の腕時計の時刻が正しくてまわりの時計が狂っているのだと信じきっていた。世の中の時計はわりとあてにならないね、とさえ思っていた。
しかし事実は違って、神である電波時計が狂っていた。最近の自分は常に5分遅れの行動をとっていたことになるが、何の支障もなく日常生活が出来ていたのでさらに発見が遅れてしまった。しかし盲信は恐ろしい。技術はつい信頼しすぎてしまう…。
テレビを見る習慣があればもっと早くに気付けたかもしれない。。。
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