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花火あがる

帰宅時にスーパーに寄る。肉やバナナ等を購入する。帰宅後、肉を焼き、食べる。急に外から破裂音がし始め、何かと思ったら川の方で花火が上がっていた。何らかの祭りだったのか、よく分からないが、100発くらいパラパラと上がっていた。建ち並ぶテラスハウスの上から、上半分だけが見えた。会社の人に聞いた所によると、11月にはガイ・ホークスナイトという花火を打ち上げる行事が各地で行われるため、それの余興的なものだろうとの事だった。

ガイ・ホークスは人物名で、16世紀末に、カトリック教徒を弾圧していた国王を、火薬で爆殺することを企てて失敗し、処刑された人物らしく、それが何故かイベント化し現在まで残っているらしい。伝統的なガイホークスナイトでは、子どもらがガイの人形を曳きずり回し、最後に火にくべて燃やし尽くすというやや残酷なイベントが行われていたようだが、現在は主に花火大会になっている…。人形を乱暴に投げ回し、最後に火をつけて燃え上がらせるというのは、見た目に派手で、子どもにとっては興奮を誘うさぞ楽しい遊びだっただろうと思う。事後になって意味を知るであろうことも更に残酷な感じがする。罪の概念がうまく刺激されるようなシステムになっている気がする。よく知らないが、罪をどう処理するかというのが、人を宗教に向かわせる原動力になっていることが多い気がするので、大事なことだったのだろうと思う。最終的に形骸化して、どんちゃん騒ぎの花火大会になり果てているというのも非常に収まりが良い。

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