月別アーカイブ: 2014年5月

土曜日だが家で調べ物、および本など読んでいた。今日でイギリスに来て1年が経過したことになる。イギリスに経つ前日、職場でもろもろ整理などしていたら深夜になってしまい、丑三つ時を過ぎた品川駅の構内で、無数の人々が泥酔して死んだように倒れている横を通り過ぎながら、この日本らしい光景を見ることもしばらくないのだろうと思ったことを覚えている。だから写真を適当に一枚撮った。

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燃えたキリン

同僚と夕食をともにした。ロンドンブリッジの付近のイタリア料理屋でパスタ等を食べた。同僚と言っても、日本での同僚だったので会うのは1年ぶりくらいで、もろもろ積もる話を聞いたり話したりした。

11時過ぎにお開きとなり、歩いてウォータールー駅まで行って、そこから最寄りの駅まで電車に乗った。途中、店が閉まりきったBorough marketを通った。全ての店が閉まっていて、誰も人がいないのに、まだ活気が感じられるような気がした。このマーケットが日曜日、休みになるのを知らずに、先日、両親が来ていた際に案内しようとして連れてきてしまったのが思い出された。幸いにしてすぐそばのスペイン料理の屋台が営業しており、そこで昼食を取ることができたが。。

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Spaghetti

帰宅。ずいぶん久しぶりに米を炊いた。キッチンにある米は、昨年7月に日本に帰国した同僚からもらったものだが、既に10ヶ月が経過しているにもかかわらず、未だに使い切っていない。米は精米しなければ味を保つことができるが、精米後の米は日数に比例して味が落ちていくらしい。だから、この米はすでに落ちるところまで落ちているはずだが、それでも白米を久しぶりに食べたので、おいしい気がした。

同僚のイタリア人は割と無口で物静かなのだが、料理が趣味らしく、料理の話(特にイタリア料理)になるといろいろ話してくれる。社食でパスタ、ピザ等のイタリア料理が出ることはよくあるのだが、ほとんどの場合、クオリティが真のイタリア料理にはほど遠いらしく、これはフェイクだねという話になって、イタリア料理の講義がはじまる。その話が面白いので、楽しく聞いている。今日は、アメリカでは一般的らしい、スパゲッティ・ウィズ・ミートボールという、スパゲッティに何故かミートボールを乗せた料理が謎だという話をしており、スパゲッティは伝統的には、カルボナーラを除き、肉および肉を使ったソースを合わせることは絶対にないとの事だった。その説だと、日本でよく食べられるミートソース・スパゲティもフェイクということになる。スパゲッティより太いタイプのパスタには肉を合わせて良いようだ。

話を聞いていて、何となく、イタリア料理を作った気になって空想上で満足を得られた。

Mechanical pencil

帰宅。冬のように寒かった。

2週間ほど前に、シャープペンシルを無くした。去年のクリスマスの頃にHoxtonのあたりで買ったもので、割と気に入っていたが、いつどこで置き忘れたのか記憶がない。いずれどこかからポッと出てくるだろうと思っていたが、2週間以上が経過してもなお、出てこないので、どうやら本格的に無くしたようだ。鉛筆のように六角形の断面形状をした、シンプルな見た目だったので、飽きずに長く使えると思っていたのだが、わずか5ヶ月の付き合いとなった。

見当がつかないが、会社のどこかに置き忘れた可能性が高いので、もしかしたらそれを誰かが拾い、使用しているのを見ることがあるかも知れない。その時に、本当はそれは僕のものですと言えたら良いが、たぶん難しいだろう。そしておそらくは、そのようにして、誰かに所有権が移ったのを確認してしまったとき、本当の喪失感と対面することは避けられないだろうと思う。

アミノ酸

スーパーに寄って帰宅。プルコギ肉(既にネギ等と共にタレに漬けてあって焼くだけのやつ)および野菜などを購入し、夕食を作成した。プルコギ肉を初めて買ってみたが、わりあい安く、美味しかった。DSC_0588今日も雨が降っており非常に寒い。

エビ

イギリスでは今日は祝日で休みだった。土曜にやる予定だったことを午前中にやった。昨日は一日中、フラフラと揺れていた関係で足の筋肉を結構使っていたようで、歩くと痛かった。それとは関係なく、気分の不足で、今日も一日、家にいた。雨が降っていたことに夕方くらいに気付いた。

FSTVL

社の同僚T氏と共にFSTVLという音楽フェスに行った。Upminsterのただ広い農地の中にある飛行場?か何かで開催されており、堆肥のにおいなどがした。

午前中に到着したものの、人がほとんどおらず、皆、もっと後になってから来たようだった。

会場内の屋台で、南国風な柄のペラペラなシャツらしきものを売っており、なんとなく自分はここに来てもまだ、昨日の自室のベッドの中にいるような沼のような気分を少し抱えていたので、あえてシャツを購入、着用した。さらに、極端から極端に走り、フェイスペイントの屋台で10ポンドを払い、顔全体に「ドラえもん」のペイントを施してもらい、顔が青と白になり、全体的にチンドン屋のような風体になった。ドラえもんは当然、知られていないので、スマートフォンでサンプル画像を見せた。仕上がりは完全にピエロのような感じにカスタマイズされ、いわゆるドラえもんらしいかわいさは全て失われていた。

多くの人々に写真を撮られたが、皆、ピエロ的な何かだと思っていたようだ。自分は聞き取れなかったが、同行のT氏が、誰かがすれ違い様に「Doraemon…」と呟いていたのを聞いたらしかった。
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音楽はとても良く、Ricardo villalobos, Sven Väth, Carl Craig, Luciano, Adam Bayerなどミニマルテクノのミュージシャンを聴いた。とりわけLucianoは非常に素晴らしい内容だった。テクノは原始的なので、どこがどう良いという説明は難しく、リズムが気持ちが良いか良くないかという、単純にそれだけなのだが、良いものは、音が体にパチ、パチと一音一音はまっていくような感じがする。

_DSC0145 _DSC0151 _DSC0165Fatboy slimもトリとして出演していた。映像と光の演出が華やかで、これも祝祭感があって、楽しかった。良いイベントだった。

演奏終了を待たずして、混む前に、会場を後にすることにした。明らかにドラえもんではないピエロの顔のまま、車で帰宅した。この顔で事故は起こしたくないと思ったので、普段より更に慎重に行った。仮面も悪くないような気もした。顔にピエロ風の絵さえ書いてあれば、普段、無表情な人間であっても、写真を撮られ握手をする対象になる。でも最も記憶に残るのは、顔を合わせた何十人ものうちの誰かひとりが言っていた、「気持ち悪い、オレはこういうの本当に受け付けられない」というような言葉だ。

小屋

朝、掃除や洗濯などをする。昨日に引き続き、変な時間に眠くなり、外出する気が起きず、家でほとんどネットで意味の全くないものを見ているか、眠っていた。時差ぼけのせいももちろんがあるが、それと関係なく、眠いのだとも思う。昨日、やる必要があったことが終わらず、今日やればよいと思って帰ってきたが、それは一切、やる気が出なかった。朝に100%あったはずのiPadの電池残量が夜には10%を切っており、どうしようもないなと思ったが、疲れてもいないのに疲れている気がして何もしなかった。

金曜

閉店ギリギリのスーパーに寄って帰宅。韓国、日本、中国の食材などが売っているスーパーなので、蕎麦や冷凍の点心などを購入。蕎麦を茹でて夕食とした。普段、あまり時差ぼけはないのに今回はひどく、昼過ぎくらいにとても眠かった。

普段、使い捨てのコンタクトレンズを使っているのだが、それが切れてきたのでネットで購入した。特に眼科の検診など必要なく、度数さえ分かっていれば購入できた。届いた段ボールを開けると、コンタクトレンズの箱とともに何故かHARIBO(というグミ)の小さいパッケージが一袋、おまけで入っていた。関連性は謎だった。

Denny’s

サンフランシスコからロンドンへと戻った。約一週間程、滞在しており、土日も終日、業務をしていたので、割と疲労がたまっていた。

一日のなかでの寒暖の差がとにかく激しく、日中はある程度の暑さになるが、夜は冬のように寒かった。サンフランシスコに来たのはこれで二回目だが、ベッドタウンへと向かうモーターウェイなどは初めて見たので、片側5車線などがザラにある巨大な道路はやはりアメリカっぽさがあった。_DSC0095_DSC0097

多肉植物が道ばたに多く生息していた。

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ヒッピー風な老夫婦がヒッチハイクを試みていた。自分だったら、おそらく乗せる事はないと思うが、今までずっとどこかからこうして流れてきたのだと思う。近くの茂みの中に、青いテントが隠れており、これが彼らの宿のようだった。行き先のプレートを見てみたかったが、無理だった。

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何となくDenny’sで食事をしてみたくなり、寄った。ロゴマークが日本のものと違う。デニーズはカリフォルニアで創業されたものらしい。日本にはたくさんあったがイギリスにはない。なんとなく、ステーキを食べておこうと思ってTボーンステーキを頼んだ。夕方6時を回っていた時間だったのに、朝食ですか?夕食ですか?と聞かれたので混乱したが、ここではどの時間帯でも両方のメニューを頼めるっぽかった。詳細は知らないが…。

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月曜に人に連れられてサンフランシスコ市内で訪れたTadich grillという店は、アメリカで三番目に古く、カリフォルニアで一番古いレストランらしいが、おいしいシーフードレストランだった。クラシカルな趣を残しつつも簡素な空間で、落ち着いた。

from Tadich grill website

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