月別アーカイブ: 2014年3月

AVRO

昨日、眠りすぎたせいで眠りが眠りを呼んで寝坊し、起きると11時ごろだった。昼過ぎ、外に出た。近くのパブでハンバーガーを昼食に食べて、近くのショッピングセンターに買い物に行った。買い物をすませて帰宅中、街の一角に下のような看板を見つけた。調べによると、世界的に見ても最初期の航空機会社AVROの創設者の一人、A.V.Roeという人物の工房が以前、ここにあったようだ。第二次世界大戦時にアブロ ランカスターという爆撃機を開発し一世を風靡したとのこと…。

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from wikipedia

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家の近くの桜らしきものももうだいぶ散って、葉が出始めていた。

_DSC8584- _DSC8582-夕食にリゾット制作を懲りずに試みる。そもそも米を炊く行程は、炊飯器に任せれば良いのではと思い、数カ月ぶりに炊飯器を使用、米を7分炊き状態に仕上げ、別途温めておいたムール貝および煮汁と混ぜたところ良い感じのリゾットになり成功した。

米その2

朝、洗濯や掃除などをして過ごす。朝から、先日、微妙に失敗したリゾット制作を再度試みる。米の箱の裏に書かれているレシピによると、米をタマネギ等と共に最初に炒めるようなので、それをやったがやりすぎて米が焦げて、妙に香ばし過ぎる上に、固いものが出来上がった。食べられなくはなかったが失敗だった。昼頃は更新していなかった日記の更新作業などを行う。基本的に仕事のことは全面的に省いているので、平日の内容に乏しく、帰宅して就寝したという味気ない内容が書かれるのみになってしまっている。

今日も非常に良い天気で、窓から良い雰囲気の光が差していて、外に誘われるというよりも、眠くなり、家で意味なく寝たり、本を読んだりして過ごした。

congratulation

帰宅。少しだけ読書などして、眠った。今週はもろもろ慌ただしく、本当は木曜日に行くはずだったあるライブも、チケットをとってあったにも関わらず行けなくて残念だった。スニッカーズの「当たり」が2本出たのは良かったが、自尊心の関係で、カラ袋を持って購買レジに行けるような年齢でもない気がして、両方とも捨てた。

白鳥英美子

深夜まで作業。先日、藤子不二雄Aの「まんが道」を読んだ関係か、ドラえもんの映画主題歌が聴きたくなり、武田鉄矢を口ずさみながら帰宅。ドラえもんは藤子F不二雄のほうの作で、Aのほうではないかと思うが別にどうでも良かった。

当たり

作業が終わらず、またオフィスに泊まる。終わらない事は朝からもう分かっていたので、寒くないようにフリースの上着等を持参していた。今夜はまた寒さが戻ってきていたので、上着があってよかった。

スニッカーズが「当たりが出たらもう1本」のキャンペーンをやっていて、今日たまたま当たりが出たのだが、カラ袋を持って購買に再度行くのが面倒で、捨てた。

送別会

夜、会社の同僚の送別会があった。アジア料理屋で、天井から良くわからないアジア各国の看板がぶら下がっており、ボーリング場の看板もあった。店はボーリングとは一切関係がない。

_DSC8502送別会は多くの人が集まり、にぎやかで非常に楽しかった。用意した送別の品も喜んでもらえていたようで、良かった。オフィスからどんどん人が減り、寂しくなっていく。

Seven Sisters

突発的にイギリス南部、SussexにあるSeven sistersという白い崖を見に行く。なんとなく、どこでもよいので自然っぽいところに行こうと思った。以前に行ったドーバーと同じように、炭酸カルシウムを主成分とするチョーク質の崖だが、地理的には場所はだいぶ離れている。かなり巨大な崖で、その白さときれいすぎるくらいの断面から、やたらと高貴な感じがした。七つの岬があることからSeven sistersというらしいが、どれがその7つに該当するのかは分からなかった。

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無数に落ちているチョーク質の石は非常に柔らかく、少し削っただけでも簡単にペースト状になる。

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すぐ反対側に位置する崖は赤褐色で、地理的にほぼ同じ場所にあるのに、地質が全く違うのは面白い。

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崖を下からしばらく見た後、崖の上にも登ろうと思い、草原を歩いたところ、簡素なトーチカを数基、発見した。イギリス南東部の海岸と、フランス北部の海岸には第二次世界大戦のトーチカが無数に残されているらしい。特にフランス北部の海岸線はアトランティック・ウォールと呼ばれ、その強力な防御力で海からの侵攻は困難とされていたようだ。そこを強引に突破したのが有名なノルマンディー上陸作戦となる。

軍事関連の知識はほとんどないのだが、トーチカの建築的な存在感には関心があって、調べた事がある。昨日、tate britainの展示で見たトーチカの写真はまさにフランス北部の海岸線にあるもので、それらは何故か、どうも単純に機能的要因だけではなさそうな異様な造形になっていて、より興味深い。

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中にも入る。レンガ作りのものとコンクリート作りのものがあった。天井はトタンの波版が貼ってあった。_DSC0476 _DSC0480

牛とトーチカ

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だいぶ歩いたが、やっと崖の上に到着し、波打っている地面を眺めた。

最初、景色に気を取られてしばらく気付いていなかったが、周りを見ると、落ちている小石を使って、地面にいくつも名前が書いてあった。アルファベット以外にもハングル文字らしきものや、判読がかなり際どいがデーバナガリー文字のようなものもあった。石は風や雨などでやがてバラバラになるので、文字の形状が消えかけている状態のものもいくつもあって、生き死にのグラデーションがあった。観光地のベンチや木などに、文字をマジックで書き付けたり、クギ等で刻むのは正直あまり好ましいと思っていないが、この感じは悪くはなかった。悪くなかったが、自尊心の関係で自分の名前はセットして来なかった。

_DSC0498 _DSC0501 _DSC0504来る前にガソリンスタンドで、昼食用にサンドイッチを買ってきていたので、見晴らしの良いここで食べようと思った矢先、今まできれいに晴れていたのに急に雨雲が来て、雹に近い、痛いような冷たい雨が降った。小さい傘は持っていたが殆ど意味をなさず、ずぶ濡れになり、しょぼいサンドイッチを良い感じのところで食べるという小事すら叶わず、セブンシスターズを去った。山から降り、駐車場に着く頃には、またきれいに晴れが戻ってきて、新しく来た人々は半袖で揚々と道を歩いていった。

展示など

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tate britainにRichard Deacon(というイギリスの彫刻家。ターナー賞受賞者)の展示を観に行く。曲げ木を大胆に使ったうねるような彫刻や、鉄をボテッと大胆に塑像した彫刻がかなり面白かった。曲げ木の最小半径部分の、極端な力がかかって繊維がはじけながらも、折れる事なくカーブしていく感じとか、延べ鉄の表面の鈍いボコボコ感とか、人工的なのに、素材の生っぽさの迫力があった…。

from tate britain website

さらに同じtate britainでやっている「RUIN AND LUST」という廃墟をテーマとした企画展を見る。第二次世界大戦の時の、コンクリートの塊で作られたトーチカの写真がメインビジュアルとしてポスターに使われていて、あっと思って引き込まれた。

from tate website

時代をまたいで、様々な絵や写真が展示されていたが、Paul Nashという画家の絵も良かった。基本的にこのようにざっくりと色が塗られたシュルレアリズムの絵は好きなのだが、画面の中のオブジェクト群の弱い存在感の雰囲気がとてもよい。

さらに水上バスに乗り、川をまたいでtate modernのほうへも足を運ぶ。tate britainとtate modernをつなぐ水上バスがあることは知らなかったのだが、たまたま見つけたので、乗った。

_DSC0358 _DSC0352Richard Hamilton(というポップアートの巨匠の一人)の回顧展を見た。ポップアートは実際の製作物がどうこうというより、観念的に、あとその時代の文化的に価値があったというものがほとんどだと思うので、作品というより歴史として興味をもっている。あとポップアートの人は強烈な言葉を多くのこしているので、それも面白い。部屋のひとつに、マルセル・デュシャンの代表作「大ガラス」をこのハミルトン氏が丸々複製したものが置いてあり、「大ガラス」はデュシャンのメモに沿って製作すれば、誰でも複製出来るようになっていることを知った。

from tate website

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