月別アーカイブ: 2013年9月

奴の顔

夜まで作業などをする。夕食は出前一丁になった。購買で売っているピーナッツにヨーグルトコーティングを施したものを頻繁に購入していたら、レジの人に顔を覚えられ、飲み物等を買いに行くと、今日はピーナッツはいいのか、などと聞かれるようになった。1週間程、ピーナッツを控えようかと思う。

チャイラテを頼んだのにホットココア来る

Serpentine galleryの新しい展示を観に行く。本館のMARISA MERZという人の展示も良かったが、この別館、sackler galleryのAdrian Villar Rojasというアルゼンチンの彫刻家の展示が非常に面白かった。焼き固めた粘土の質感、ひび割れ、泥の匂い、床に敷き詰められたレンガのカチャカチャという乾いた音、彫刻に埋め込まれた発芽したジャガイモなどが、かつて弾薬庫だったという建物の中に封じ込められていた。全てが脆い感じがしてきれいだった。

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ちなみに併設のカフェはザハ・ハディドの設計によるもの。いつものやつという感じ。

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さらにwarren street駅の近くまで移動し、Daniel silverという人のDIGという展示を見る。解体中のビルの中で行われている展示で、むき出しのコンクリートの躯体と、遺跡の発掘品のような彫刻による、何らかの秘密っぽいものに引き込まれた。さきほどのサーペンタインでの展示もそうだったが、解釈などを考えるまえに、一気に連れてかれる感じがするほど、作り込みの完成度が高い気がする。

_DSC9469-_DSC9466-_DSC9443 _DSC9444 _DSC9457-_DSC9455-_DSC9449- _DSC9453-_DSC9452-_DSC9462-夜は会社の方の手引きで、初めて会う人たちに何人か合い、ピザ屋で食事をする。こちらの大学の短期講座などに通ってみようかと思っていたところ、社内にもそういう人がいて、そのかたの知り合いで、こちらで映像を学んでいるという方々がいるので話を聞いてみましょうという流れで、今回の食事が催された。意外なつながりなどもあり、もろもろ話をしたり聞いたりした。

踊り子

夜、任期を終えて帰国することとなった同じ部署の先輩氏の送別会が開かれる。短い時間だったが、お世話になり、2度ほど家にもお邪魔させてもらった。お子さんも人見知りをしない活発な良い子で、まだ幼いのに車に詳しく、もろもろ教えてもらったこともあった。明日の便で日本に帰るという。もうオフィスにこないのだと思うと、変な感じがする。一次会を自分の家の近所のパブで、その後場所をうちに移してもう少しだけ飲んで、別れた。。皆が2年ないし3年という限られた時間を少しずつオーバーラップさせながら、ここで生活し、やがて終わりが来てどこかに去っていく。皆で一斉にスタートし、皆で一緒に終わるのでなく、それぞれがバラバラに集まり、ある一時を共有し、またバラバラにひとりずつ消えて行くということに、なぜか美しさを感じる…。

ラム

スーパーに寄って帰宅。日本のスーパーではあまり見ないサイズの肉塊が平然と売られている状況を毎回見るせいで、肉に対する関心が出てきてしまったのかもしれない。

今日は割と作業がはかどった。

肉の話ばかり…

やや遅くなり帰宅。意味なく再度、肉の低温調理を試みる。10ポンド程で調理用温度計を入手したので、正確に温度をコントロールできるようになった。68度くらいの湯にジップロックに入れた鶏肉を沈め、魔法瓶ナベに入れて2時間放置した。今回はある程度成功した気がする。確かにパサパサ感はなくなったような気がするが、生じゃないかと感じる箇所もあり、一抹の不安が残る。「肉 低温調理」などでググると、多くの成功者が、その美味さを絶賛する記事を書いているが、今回のは特筆すべき味になったかというと、そうでもなかった気がする。ただ放置していて完成するというのは、面倒くさがりな自分にとっては、非常に良い。

熟成させた肉

勤務後、会社のかたがたと自宅付近のパブにて食事。もろもろ話をして過ごす。エイジドビーフとかいう熟成させた肉を食べた。味はおいしかったが、普通の肉と何が違うのか良くわからなかった。

ナッツ

休んでいた間のメールチェックと作業をこつこつとやる。夜遅く帰宅。最近、購買で売っている、ピーナッツにホワイトチョコレートとヨーグルトを混ぜたものをコーティングしたような食品がおいしく感じられる。夕食は出前一丁になった。

低温

午前中はだらだらとブログを書いたり寝たりして過ごしていた。夕方に肉を低温調理してみようと思い牛肉を購入、適当にジップロックに入れ、熱湯に沈めて、日本に居たときに購入したシャトルシェフという名称の魔法瓶の鍋みたいなものに入れて3時間ほど放置した。温度が高すぎたようで、肉汁が全て出尽くして全ての肉がパサパサになっていて失敗した。3時間も待ったにも関わらず失敗したショックで、代わりにチョコバー等を大量に食べる。

UNIVERSAL EVERYTHING

Science museumで行われているUNIVERSAL EVERYTHINGの展示を見に行く。制作者のMatt pykeの講演会があるとの事だったので、それも聞きに行った。殆ど聞き取れなかったが、映像は非常に美しかった。

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スマートフォンにアプリケーションをダウンロードし、そのアプリケーション上で何か落書きを描くと、それが太古の海洋生物のような形と動きに変化し、サイエンスミュージアムの会場にプロジェクションされる仕組み。たまたま自分が参加したオブジェクトが1500番というキリ番だった。

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その後、かなりの長距離を歩いて移動する。St.Paul教会のそばの公園では何故か木の幹が全て青色に塗られていた。調べたところによると、The Blue Treeと名付けられた芸術らしい。

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夜はCafe OTOに行って大友良英らのライブを見る。今回はギターでなくプリペアド・ピアノを使用していたが、鍵盤をあまり使わずに、ピアノの弦をE-bow的なもので振動させたり、何か玉のようなものを直でぶつけてノイズを出していた。Rie NakajimaとDaichi Yoshikawaのセッションは、机に無造作に置かれたオブジェクトをぶつけ合ったり、乾電池とモーターを直結させて作られた、回転する棒みたいなものでリズミカルな物音を作ったりしていて見ていて面白かった。

ライブが始まる前に、横にいた人に、急に流暢な日本語で話しかけられ、驚いたが、7年ほど日本に滞在していたことがあるらしいイギリス人の音楽家の人だった。藝大で現代音楽を研究していたらしく、日本のノイズ・ミュージックや音響系に相当、詳しいようだった。音響系はOnkyo-keiとして、海外においてもひとつのジャンルを表す言葉になっているらしかった。

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