踊り子

夜、任期を終えて帰国することとなった同じ部署の先輩氏の送別会が開かれる。短い時間だったが、お世話になり、2度ほど家にもお邪魔させてもらった。お子さんも人見知りをしない活発な良い子で、まだ幼いのに車に詳しく、もろもろ教えてもらったこともあった。明日の便で日本に帰るという。もうオフィスにこないのだと思うと、変な感じがする。一次会を自分の家の近所のパブで、その後場所をうちに移してもう少しだけ飲んで、別れた。。皆が2年ないし3年という限られた時間を少しずつオーバーラップさせながら、ここで生活し、やがて終わりが来てどこかに去っていく。皆で一斉にスタートし、皆で一緒に終わるのでなく、それぞれがバラバラに集まり、ある一時を共有し、またバラバラにひとりずつ消えて行くということに、なぜか美しさを感じる…。

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