月別アーカイブ: 2014年4月

Edinburgh 1

朝、家を出発し、King’s cross駅に向かい、そこからEdinburgh行きの列車に乗る。エジンバラ行きは、父親のかねてからの希望であり、主な目的は、エジンバラから更に北に車で1時間ほど行ったところにある、世界最古のゴルフコースSt.Andrewsを見ることにある。

エジンバラ駅に着き、ホテルに荷物を預け、レンタカーをピックアップ、すぐにセントアンドリュースに向かった。雨がかなり強く降っていた。
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セントアンドリュースは海のすぐ側にあり、強い暴風が吹く事で、屈指の難関ゴルフコースとして名が知られているようだ。我々が到着した時には、雨脚はまったく衰えておらず、すさまじい寒さだった。極寒の雨の中、笑顔でゴルフをプレーする人々の姿があった。ゴルフ愛好家達にとっては聖地とも言える場所のようなので、納得はできたが、狂っているとも思った。

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ゴルフミュージアムなどを見学し、エジンバラ市内に戻った。

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牡蠣やムール貝などを夕食に食べる。一応、スコットランドにきたのでパブにてウイスキーを少々、なめた…。

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ナローボート3

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予定地に着き、ナローボートを下船した。非常に良い時間だった。このようなボートはレンタルのものもあるようで、今回、操船も多少ながら覚えられたので、長い休みの時など、借りてみるのも面白いのかも知れないが、思うだけで終わるかもしれない。

_DSC9468その後、下船場所の近くの町、Stratford upon abonに行った。当初の予定に無かったが、シェイクスピアの生家があるというので寄ってみた。たいしたことは無かった。

さらにその後、コッツウォルズのベネチアと呼ばれているらしい(誰がそう読んでいるのか知らないが、そんな風に書かれているのを見た事がある)Burton on the waterという町にも寄る。

さらにその後、Oxfordに行ってオックスフォード大学などを見る。

いろいろ詰め込みすぎた感があるが、家に戻り、近くのフランス料理屋で夕食をとった。

ナローボート2

起床し、船内に差し込む朝の明るさのなかで朝食をいただく。

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運河は物資の運搬手段として、約200年前に人の手によって掘られたものらしい。ある貴族が財産の全てを投げ打って、多額の借金をしてこの運河を掘った。運河による輸送は大繁盛し、借金はすぐに返済されたらしい。やがて鉄道網が整備された事により、スピートで明らかに劣る運河での輸送の時代は完全に終わったが、今は主にレジャー用途として、運河は引き続き管理されている。

途中、20個弱の水門の開け閉めを手伝った。高低差をこの水門で調整し、ギリギリの幅の船が通る。_DSC9333 _DSC9347 _DSC9375 _DSC9408カモの親子や、牧場の羊、運河沿いのタンポポ群、地平線まで絨毯のように埋め尽くす黄色い菜の花など、多くの和むアイテム群が、人の歩く速度程度のゆっくりしたスピードでスクロールしていった。DIYで作った船の家、カントリーサイドの暮らし、自然の色彩など、自分のような典型的な疲れた都市生活者にとって強い引力があり、自分がここに住んでいるとしたらという空想を楽しんだ。明日の昼にはもう下船する。厳しさに辿り着く前に空想が終わるのでちょうどよいはずだと思う。

ナローボート1

朝、家を出てコッツウォルズ地方へ行った。自分が正月に回って、良かったと思ったLacockとBibryの村を案内した。

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その後、今回の旅の主要イベントのひとつであるナローボートに乗船するため、Wilmcoteという町まで移動した。この細長いボートに乗って2泊3日で運河をゆっくりと行く。日本人とイギリス人の夫妻が操船するボートで、内装は設備、電気工事に至るまで全て夫妻の手作りによるものだという。夫妻は陸の上に家を持たず、普段からこの船で生活しているとの事。

_DSC9178_DSC9329_DSC9142 _DSC9144 _DSC9159夜は船内に泊まった。狭い船だが、工夫された設計になっていて、我々3人は心地よいベッドで眠る事ができた。乗客がいる期間は、クルーになる夫妻はソファーで寝たようだ。

両親イギリス着

夕方の便で到着する両親を迎えに行くためヒースロー空港に向かった。

両親が無事に到着し、家まで案内した。その後、明日からのナローボートの旅に備えて少々の食料や飲料を準備するため、自宅付近のスーパーに行ったあと、パブにて夕食をとった。

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Master shef

スーパーに寄って帰宅。久しぶりにテレビを見た。自分がテレビを付けるとだいたい、料理番組をやっている気がするが、マスターシェフ?とかいう番組を見ていた。実際、普段の会話のほとんどは食事時に行われるので食に関する表現を知っておいて基本的に損はない。知って損というものは基本的に存在しないので当たり前だが…

水曜

定時で帰宅。昨日、マネージャに、これ以上遅くまで作業してはいけないと言われたのだが、いきなり約束を破って遅くまで作業していたので、昨日言ったばかりだろうと、それは駄目だと念を押された。イギリスでの暮らしをオフィスだけで埋めさせたくないと言っていた。確かに少しずつ頭が狂っていっていたのかもしれない。

kindleで読んだ漫画、施川ユウキ著「鬱ごはん」という作品が面白かった。

火曜

バンクホリデー等で先週金曜から4連休だったが、もろもろ出かけられたので良かった。今日はいくつか溜まっている作業があり、遅くなった。

Lulworth cove

今日は月曜だが祝日のため休み。W氏を誘いLulworth coveというイギリス南西部の海岸線にある円形の入り江のようなものを見に行った。

昼頃に到着したが、天気がよかったためか、既に多くの人で賑わっていた。入り江はきれいな円形をしており、河口部分には不自然に地形が隆起したような斜めの断層ががっつりと露出していた。

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ボートで入り江の外まで連れてってくれるサービスがあり、それに乗ってみた。Durdle Doorという、崖の岩が門のようにえぐれたところまで行って10分程で帰ってきた。

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はしゃいで撮影しまくる人々

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その後今度は崖の上のフットパスを通ってその門のところまで歩いて行った。山登りが想像以上にきつく、息があがり足がガクガクした。多くの人々が列をなして山道を登っており何かの巡礼のようだった。

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海が鮮やかな青緑色になっており、リゾート地の色のようで清々しかった。おそらく岸壁の白いチョーク質が溶け出して、海の青と混ざって乳泊の青緑のように見えるのだと思う。

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こういう自然は、何かを考える事なく心に直でインパクトが来るので、心がカラになって良い。訪れていたたくさんの人々も、皆、どこかフワフワしたような感じで非日常を楽しんでいたように見えた。そんな中、入り江で一人、周りの観光客の雑踏を物ともせず、ガチで釣りをしている現地の人らしき老人が一人居た。家に辿り着いたあと、何故かその人の姿が思い出された。

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