今日は月曜だが祝日のため休み。W氏を誘いLulworth coveというイギリス南西部の海岸線にある円形の入り江のようなものを見に行った。
昼頃に到着したが、天気がよかったためか、既に多くの人で賑わっていた。入り江はきれいな円形をしており、河口部分には不自然に地形が隆起したような斜めの断層ががっつりと露出していた。
ボートで入り江の外まで連れてってくれるサービスがあり、それに乗ってみた。Durdle Doorという、崖の岩が門のようにえぐれたところまで行って10分程で帰ってきた。
はしゃいで撮影しまくる人々
その後今度は崖の上のフットパスを通ってその門のところまで歩いて行った。山登りが想像以上にきつく、息があがり足がガクガクした。多くの人々が列をなして山道を登っており何かの巡礼のようだった。
海が鮮やかな青緑色になっており、リゾート地の色のようで清々しかった。おそらく岸壁の白いチョーク質が溶け出して、海の青と混ざって乳泊の青緑のように見えるのだと思う。
こういう自然は、何かを考える事なく心に直でインパクトが来るので、心がカラになって良い。訪れていたたくさんの人々も、皆、どこかフワフワしたような感じで非日常を楽しんでいたように見えた。そんな中、入り江で一人、周りの観光客の雑踏を物ともせず、ガチで釣りをしている現地の人らしき老人が一人居た。家に辿り着いたあと、何故かその人の姿が思い出された。