月別アーカイブ: 2015年3月

サマータイム

作業など。サマータイムが始まった。夕方7時でも真っ暗にならず、冬が終わっていく。冬が終わろうが、夏が始まろうが、どうでもいいが、ただ時間が経った事は寂しく感じる。いつも常に眠いのは炭水化物過多なのではという着想に取り憑かれて、豆腐の作り方を2時間ほどネットで調べ続けた。にがりの入手が難しいのではと思われたが、Epsom saltという塩化マグネシウムを主成分とするもので代用が可能なようだ。実際に作る気力を捻出できるかどうかは分からない。

Hamburg

昨晩のうちにDüsseldorfからHamburgへ移動した。ここでも、道すがら、いくつかの建物を見た。赤レンガの倉庫群の無骨すぎるくらいの鈍い赤が、良いと感じた。また、何か、隙間なく並べたり、とにかく揃えたり、執拗に繰り返されたりしていることが、自分にはとても情緒的に見えた。

夕方の便でロンドンへと戻ってきた。

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Essen

Düsseldorf郊外のEssenという街に行った。用事があった場所の側にSANAAの設計の建物がひとつあった。非常に清潔な感じの造形だった。中には入れなかったが、内部も、殆ど仕上げらしい仕上げの施されていないようなマットなコンクリートのさらっとした感じで、躯体のままで純化されて止まっているような感じが美しいと思った。
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通りにはいくつかの巨大な黄色い鳥の像が置かれていた。自分が見つけただけでも3匹あったが、それ以上いたのかどうかは分からない。

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Prost

同僚の送別会があった。人がまた一人、減るのは寂しいものがあるが、順番だという気もする。かつての同僚も集まってくれ、にぎやかで良い会となった。同僚氏はこの国を離れるが、いずれまた会えることもあるだろうと思う。_DSC0225

生活

米を鍋で炊くという方法は非常に使えることが分かってきた。何より速度が出るのが良い。また、サバ缶もコンスタントに消費し続けている。適当にルッコラ的な袋詰め野菜を買ってきてサバ缶を混ぜるだけで良い感じのサラダになる。ひとりで食べる物なので、こういう安くて早く、それなりにおいしいというものが良い。価格が高かったら意味がないとも思う。値段が味を汚す気がする。人との食事に関しては、そういう事は思わない。あくまで単独の食事の際に感じる。なぜ、いつからこうなったのかは、知らない。

胡麻

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from Barbican website

from Barbican website

Barbican art galleryにて「Magnificent obsessions: The artist as collector」という展示を見た。ウォーホルやダミアン・ハースト、ソル・ルウィット、杉本博司など、各国の著名な現代美術作家の個人収集物に焦点を当てた展示会で、それらの人々の作品に影響を与えたであろうイメージソースが大量に並んでいた。アフリカのブードゥー人形、呪物などの登場比率が高い気がした。昨今の個人的な心の動きとして、ものを集めるというところからなるべく遠ざかりたいと思っているので、ものが集まっているというだけで何か苦しくなってしまって、あまりひとつひとつをじっくりと見る気になれなかった。

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別室ではRoman Signerという作家の「Slow Movement」という展示が行われていた。大きくカーブした100メートルほどの部屋を、無人の赤いカヤックがロープで引きずられながらゆっくりと行ったり来たりするというだけの展示で、虚ろなのに緊張感があり、良かった。人の歩く速度よりわずかに遅い程度の速度で、床をこすりながら移動するカヤックに吸い寄せられ、何人もの人が幽霊のように後を付いていった。

_DSC0192その後は少しだけ街を散策して、帰った。以前にも書いたが桜っぽい何かがそこら中に植わっている。日本の桜のような華やかさはない。種類が違うのだろうが、桜は日本にしか無い物だとずっと思っていたために、未だにこういうロンドンの桜を見ると、何か空間が継ぎはぎになったような異次元感覚がする。

flickr20150319215356+ flickr20150319215356ダンスしてる男女、中東系の母親と娘三人、DRAWING ROOM AMUSEMENTSと書かれた本の1ページ、人工芝のグラウンドにいる幼女2人。

フライパンで米を炊く方法とか言う記事をネットで読み、10分で炊けるとあったので試した。2合を炊くのに約15分かかった。水の分量をやや間違って少し芯のある状態になってしまったが、水さえ間違えなければ普通に炊けそうだった。米は炊飯器で炊くのに30分以上かかり、待つのが面倒なので常食していないが、これくらいの速が出るのであれば米の登場回数をもう少し増やしても良いのかもしれない。

flickr20150316204559+ flickr20150316204559Flickrから自動取得された内容は、恐ろしい緑色のケーキをあてがわれた子供、眠る老婆、マヤ遺跡、散歩中の犬。

生物

今年もまた桜に似た何かが咲く季節になった。この木はけっこうあちこちに植えられている。この手のものは気がつくと咲いており、またすぐに目に入らなくなっていつのまにか緑に変わっている。毎日、横を通っていてもそのように感じるだろう。他者に関心がないことに似ている。

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