作業など。サマータイムが始まった。夕方7時でも真っ暗にならず、冬が終わっていく。冬が終わろうが、夏が始まろうが、どうでもいいが、ただ時間が経った事は寂しく感じる。いつも常に眠いのは炭水化物過多なのではという着想に取り憑かれて、豆腐の作り方を2時間ほどネットで調べ続けた。にがりの入手が難しいのではと思われたが、Epsom saltという塩化マグネシウムを主成分とするもので代用が可能なようだ。実際に作る気力を捻出できるかどうかは分からない。
月別アーカイブ: 2015年3月
2015-03-28-土曜日
Hamburg
2015-03-27-金曜日
Essen
2015-03-26-木曜日
Prost
2015-03-25-水曜日
生活
米を鍋で炊くという方法は非常に使えることが分かってきた。何より速度が出るのが良い。また、サバ缶もコンスタントに消費し続けている。適当にルッコラ的な袋詰め野菜を買ってきてサバ缶を混ぜるだけで良い感じのサラダになる。ひとりで食べる物なので、こういう安くて早く、それなりにおいしいというものが良い。価格が高かったら意味がないとも思う。値段が味を汚す気がする。人との食事に関しては、そういう事は思わない。あくまで単独の食事の際に感じる。なぜ、いつからこうなったのかは、知らない。
2015-03-21-土曜日
胡麻
Barbican art galleryにて「Magnificent obsessions: The artist as collector」という展示を見た。ウォーホルやダミアン・ハースト、ソル・ルウィット、杉本博司など、各国の著名な現代美術作家の個人収集物に焦点を当てた展示会で、それらの人々の作品に影響を与えたであろうイメージソースが大量に並んでいた。アフリカのブードゥー人形、呪物などの登場比率が高い気がした。昨今の個人的な心の動きとして、ものを集めるというところからなるべく遠ざかりたいと思っているので、ものが集まっているというだけで何か苦しくなってしまって、あまりひとつひとつをじっくりと見る気になれなかった。
別室ではRoman Signerという作家の「Slow Movement」という展示が行われていた。大きくカーブした100メートルほどの部屋を、無人の赤いカヤックがロープで引きずられながらゆっくりと行ったり来たりするというだけの展示で、虚ろなのに緊張感があり、良かった。人の歩く速度よりわずかに遅い程度の速度で、床をこすりながら移動するカヤックに吸い寄せられ、何人もの人が幽霊のように後を付いていった。
その後は少しだけ街を散策して、帰った。以前にも書いたが桜っぽい何かがそこら中に植わっている。日本の桜のような華やかさはない。種類が違うのだろうが、桜は日本にしか無い物だとずっと思っていたために、未だにこういうロンドンの桜を見ると、何か空間が継ぎはぎになったような異次元感覚がする。