昨日、職場の上司から、休日の予定を訪ねられ、ノープランと答えたら、グリニッジに行けと言われてガイドブック的なサイトのURLをいくつか送られたので、グリニッジに行ってみた。グリニッジは以前、友人Yも薦めていたので間違いないと見て良いだろうと思った。意味なく写真を大量に貼ろうと思う。
電車を乗り間違って結構時間を食ったが、グリニッジに到着した。電光掲示板に表示されていない電車が突然やってくることが多くかなり紛らわしい。それで既に何度か変なところに連れて行かれている。
グリニッジマーケット。イタリア料理らしき屋台でパンに米を詰めたようなものを食べた。
Cutty shark。かつてイギリスと中国を結ぶ紅茶運搬船として使われていた船を原寸で見ることが出来る。
茶葉を格納していた倉庫部分が博物館のようになっている。相当、多くの種類の茶葉を輸入していたようだ。ヨーロッパの紅茶の歴史は実はそんなに古くなく17世紀以降の300年程度が主なようだ。
唐突に現れる船首のコレクション。意外とクオリティが低い。このコレクションの主の趣味がそういう趣味なのかもしれないが、ディティールがあまりなく、雑な土産物のような彫刻。色もざっくりしている。寄り集まって全員で身を乗り出しているのはシュールで面白い。
船底のダイナミックな曲面。ちなみにこの船は何年か前に全焼したらしく、これは復元されたもの。素材、製法、塗料などは当時の物を再現しているらしい。
カティ・シャークを見た後は王立海軍学校へ移動。クリストファー・レンの設計…。広大な面積にシンメトリックな構成の巨大な建造物が配置されている。大きさが尋常でなく、庭部分の装飾が極端に無いため、建物の配置の幾何学的な迫力が直で響いてくる感じがする。
painted hallという聖堂。その名の通り、壁画で埋め尽くされており、面白いのは柱の彫刻模様も、実際の彫刻でなく絵で描かれていたこと。トリックアートのように影を付けて立体的に見えるようにしてある。普通に彫刻することもできたはずだが何故、絵にしたのか…。説明ボードらしきものがあったが読まなかった。
グリニッジ天文台の子午線の彫刻に列をなす人々。この彫刻のところに子午線が通っている。
グリニッジ天文台のサインのフォントはFarnhamだった。Adrian Frutigerの設計によるMeridien(=子午線)という名前を持つフォントもあるので、それがもしかして使われているかもと思ったが、使われていなかった。Meridienは美しいけれどもサインとしては少し繊細すぎる感じなのかも知れない。
ロンドンの公共施設のポスターはこういうシンプルなデザインのものが多い。ロンドンの公共交通機関を束ねるLondon Transportのポスターと同じく、Johnston Undergroundがフォントとして使われていた。
グリニッジを後にし、London Bridge駅近くのBorough Marketへ。この頃、雨が尋常でない強さになっていて、屋根のないところを歩いていたときに打たれてずぶ濡れになった。
あるいてTate Modernへ行くも、濡れていたのと疲れすぎていて、何も見ずにすぐ出た。テート・モダンの特徴である巨大ながらんどう空間は工事中で立ち入り禁止になっていた。
オノ・ヨーコのオーガナイズによるフェスティバルのポスター。
帰宅後、以前購入したキノコ類や肉団子を適当にコンソメで煮込んだ物を作成。色が真っ黒になって不穏な感じがしたが味は普通だった。