DulwitchにあるDulwitch picture galleryに行った。英国では最古の絵画美術館らしい。著名な収蔵品はレンブラント、ルーベンスなどの肖像画で、古典絵画にそんなに興味はないのだが、最古のギャラリーというのに惹かれて行ってみた。建築物としても有名で、天窓から拡散光を取り込んで室内全体をボワッと照らす手法を初めて使った美術展示空間らしい…。設計はジョン・ソーン。
照明も設備としては、ついていたが電源はすべて落ちており、自然光だけでこの明るさを作っていた。影が柔らかい。
全く知らなかったが、Canalettoという18世紀ヴェネツィアの画家の絵が面白かった。細部まで細かくかき込まれた、整いすぎているくらいの緻密な風景画なのだけど、遠くから見てやけにチカチカして見えるなと思ったら、ハイライトの部分に、不自然なくらいに白い点をポツポツと打っていて、それで乱反射のような効果を出していた。やや浮き気味な程、白いドットが存在感があり、ややシュールな感じがした。
帰宅後、写真の中のハイライトを検出して、そこに白い点を打刻するスクリプトを作ってみた。
思った程、シュール感が出なかった。イラスト風に加工した写真の上に重ねると、何となく、馴染むには馴染むが、画像としては良くあるフリー素材のようで全く面白くなかった。
なにー!知らんかった!ジョン・ソーンってこんなのもやってるんだ!!見てーーー―!
イギリス最古のギャラリーということで行ってみたら、たまたま建築も有名だったようで、ジョン・ソーン設計だった。これ以降の美術館建築に多大な影響を与えたとか説明に書いてあった。。