Thurston Moore

業務後、Cafe OTOに行ってSamala lubelskiというバイオリン奏者とThurston Mooreの演奏を聴く。最初にそれぞれふたりがソロで演奏し、最後にふたりで合わせるという流れだった。

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この人はバイオリンにディレイやらピッチシフターやら何やらエフェクターを複数つないで、弦の擦れるノイズをやたら増幅したような音をキュラキュラキュラキュラひたすら出していて面白い演奏だった。

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サーストン・ムーアのほうは始めて生で観たが、背のやたら高い初老の男性が、ちょっとだらりとしたジャケットにブーツを着て現れ、ジャガー(というフェンダー社のギター)をケースから出して肩にかけた瞬間に、不意に心を直撃する何かがあり、一切演奏が始まっていないにも関わらず、非常に格好良いと思った。年をとっても、オルタナティブロックに憧れていた時分の何らかが自分の中にまだ残っていたのではと思う。

演奏自体も、期待していた通り、うなるような轟音のギターノイズを駆使して緩急ある音を出しており非常に良かった。

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今日は満員で座れず、立ち見で見ていて、さらに意味なく重い荷物を持っていたので、途中から疲れが来た。こういう実験音楽をよく聴きに行き、「面白かった」という感想を良く書き記しているが、正確には全演奏時間のうち、面白い時間が3割くらいで、7割くらいは曲が長過ぎて退屈している時間というケースが多い。それでもその3割が面白いので、好きで何度も演奏を聴きに足を運んでいる。ちなみに今日のサーストンムーアは、ずっと面白かった。

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