Brixton Pound

Brixton-Pound-10-front-actual21同僚より1Brixton Pound紙幣をもらった。Brixton poundというのはロンドン南部のBrixtonという街でのみ使用できる地域通貨で、イギリス国内に現在5つある地域通貨のうち、都市部で使用されている初のものらしい。1 Brixtonポンドは通常の1ポンドと同じ価値だが、加盟店でBrixtonポンドで支払うとディスカウントが得られる利点があるようだ…。

紙幣のデザインが美しくて、鮮やかな蛍光色の色彩とダイナミックなレイアウトが面白く、なんとなくこの通貨を使ってみたくなるような気持ちを起こさせる。地域通貨の試みは、世界各地でいろいろ行われているのだと思うけれども、地域経済への理解と、特に導入初期は損をしてでもそれを使うという献身的なコミュニティへの参加が必要になってくるだろうから、利用者を増やしていくのは非常に難しいのだと思う。でもこのブリクストンポンドの紙幣デザインを見て、これを使っていることが格好よく見えると感じる利用者も少なくないのではと、思った。仲間うちだけでしか通用しないものには特別な価値が生まれる。日本では、昨今、ローカルに根ざすことが若年層を中心に市民権を得ている感があったが、それはイギリス等でも同じなのかもしれない。ローカルの食事、音楽、貨幣…よく調べていないので、分からないが…。

かつて住んでいた高田馬場でもアトム通貨という地域通貨が流通していたが、一度も使う機会はなかった。

(写真はBrixton Poundのwebsiteより引用)

Brixton Pound」への2件のフィードバック

  1. glocal G

    0が☮になっていたり、野球帽とスプレーを持ったグラフィティ青年の絵柄があったり、Bowieだったり、レイアウトもさることながら、俗にいうストリート感溢れる要素がちりばめられているところも魅力的ですね。

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    1. toyoda 投稿作成者

      確かに、実際ブリクストンは、洗練されていないラフな感じが残っているので街の雰囲気が良い感じに反映されているようです。

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