Louis Kahn

_DSC4178

Design museumにルイス・カーン展を観に行った。イェール大学アートギャラリーやキンベル美術館の、スケールの割と小さな模型が置かれていて、工場のように簡潔なきれいな形をしているように見えた。行ったことが無いので、実際は分からないが、構造を変に意匠で隠したりせず、工業的な佇まいがあって乾いた感じなのに、内部空間の光が異様に芸術的で美しいというのは、押し付けがましさがなくて冷たくてよい。バングラディシュ国会議事堂の写真や模型もあって、建築物のどの部材よりも先に、重い影が、真っ先に強く目につく感じがやはりきれいだった。光は、それが建築物にぶつかるまで、自分がどんなに美しいかを知らない、と壁に書いてあった。

from designboom website

他にも別フロアでDesign of the year 2014という展示をやっていたので見た。様々なジャンルで今年面白かった品々を一堂に集めていた。

Experimental jet setのホイットニー美術館のVI計画。ホイットニーのWをいろいろ変化させて造形をつくるようで、簡素でざくっと強くて面白い。

_DSC4151 _DSC4152 _DSC4154

PentagramによるサーペンタインギャラリーのVI計画。SERPENTINEの文字列のどこかにカラフルで多目的な四角形を入れこんでいる。

_DSC4155 _DSC4157 _DSC4158 _DSC4160

自分が好きなドローイングマシン系の亜種。太いマジックで文字を描く。スイスのECALの学生の手によるものらしく、ECALといえばドローイングマシン系の祖ともいえるHECTORというマシンを作ったJörg Lehniが教員を務めていた学校のはずだ。

_DSC4163_DSC4175

Seaboardというピアノの進化版のような楽器も置いてあって、実際にさわれた。鍵盤が全て柔らかいチューブみたいなもので出来ていて、押し込む強さで音量と音程が変化する…。グニャグニャしていてさわって気持ちよい感じがした。

_DSC4173夜は非常に久しぶりにWimbledonに寿司を食べに行った…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA