ラーメン山頭火

今日からサマータイムが終わり時間が一時間ズレる。最近ロンドンにラーメンの一風堂がオープンした。一風堂はかつて高田馬場に住んでいた頃、数回、行ったが、その頃セブンイレブンで「名店シリーズ」みたいなカップラーメンを展開しており、そのラインナップに一風堂も含まれていたので、そちらのほうがむしろ多く食べたのではないだろうかという気もする。確か、他に「すみれ」「ラーメン山頭火」などのラインナップがあったが、どれも美味しかったと記憶している。

記憶が意味のない連鎖を起こし、かつて中学校の書道の授業で、好きな俳句をひとつ選び書に書くという授業で種田山頭火を選んだことを思い出した。「咳をしても一人」という句で、自由律俳句なので五七五を完全に無視しており、書く字数が少なくて済むというのも選んだ理由のひとつだったのかも知れないが、事実この句は好きだった。

しかし今日改めてネットで調べたところ、その句は種田山頭火でなく尾崎放哉の作品だったことが分かった。完全に種田山頭火のものだと思い込んでいたが、違った。特にくわしいわけでないので、自由律俳句=山頭火という図式で覚えてしまっていた。

そのまま、何となく、青空文庫にあった山頭火の「行乞記」を少し読んだ。自分が他に記憶している山頭火作品「こころつかれて 山が 海が 美しすぎる」という句が載っている本…。この句をいつどこで最初に目にしたのかもはや思い出せないが、だいたい良い景色に出会うと、半ば自動的にこの句が思い出されるようになってしまっている。そのせいでいつの間にか原因と結果が逆転し、景色が美しいと感じると、今、疲れているのかなと感じるようにもなって厄介なことになっている。

読書、食事、作業などで一日が終了し、今日は家から出なかった。

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