金曜。同僚氏からチケットを譲ってもらいunderworldのライブを観に行った。underworldは今年で活動20周年を迎えたらしく、初期のアルバム「dubnobasswithmyheadman」のリマスター版が出たのを記念して、そのアルバムの収録曲を演奏するという回顧的なライブツアーをやっている。
ライブはアルバム収録曲を、最初から最後まで収録順にやるという構成になっており、それに加えて、他のアルバムからの代表曲「rez」「born slippy」なども演奏された。中でも有名曲「cowgirl」などは非常に良いものだった。曲中で何度もつぶやかれる言葉について、いままでI’m beautiful, I’m beautiful, I’m beautiful…と言っているのかと思っていたが、I’m invisibleと言っていることを知った。牛のような女の人が、私は美しい、美しい、美しい、と狂気的に反芻しているのかと思っていた。
背景の映像も非常に良く、映像というか、ただ黒地に白の曲名が壁面いっぱいに表示されているだけだったのだが、それが何故かただ力強く、きれいだった。タイプフェイスもclarendonのような少しアナログな雰囲気のものだったにも関わらず、無機質な質感があった。