LUBOMYR MELNYK

夕方、LUBOMYR MELNYKというピアニストのライブを聴きに行った。高速のアルペジオをひたすら繰り返しまくる波のような特徴的な作風で、Continuous musicと名付けられているらしかった。そのアルペジオがあまりに早いのと、それにもかかわらずタッチが強いのとで、単音はもはや認識できずに全体として連続した音が壁のように迫ってくる感じがする。ひたすら演奏を早くしていくと、メロディがある地点で別な次元に移行する、というような説明がなされていた。確かに最初はっきりと聴こえていたメロディが、速度がある閾値を超えたところで、音というより巨大なノイズのような鳴りに変化し、またメロディに戻っていくというような感じだった。3曲しか演奏されない短いライブだったが、これは非常に良かった。

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