朝、用事まで少し時間があったので、宿の周辺を散策した。前回に来た際にも少し観たが、エルプ・フィルハーモニーのコンサートホールの工事現場のあたりをぽつぽつと歩いた。雨が降っていた。
すでに工期は予定より大幅に遅れ、年単位で延び延びになっているらしいが、港の一角に建築物の設計趣旨等を解説するための小さなパビリオンがあり、その中にはコンセプト模型等が置いてあった。波をかたどった造形のようだ。
さらに赤レンガ倉庫群のあたりも少し歩き、宿に戻った。雨は強くはなかったが、霧のようで、全身が湿ってしまって寒かった。倉庫群の建物は100年以上前のものだが、装飾様式のトーンがあまり立体的でなくグラフィカルなので、現代的な目には格好の良いものに見える。感情的な表現でないので、疲れずに観ていられる。自分は、どんどん疲れやすくなっている。
午後、もろもろを終了し、夕方の便でロンドンに帰った。