Hyde parkにSerpentine gallery pavilionを見に行った。今年はSelgascanoの設計によるもので、ナマコのような外形のトンネルを組み合わせたような建物で、農業用のビニールハウスのように、パイプとカラフルに反射する変わったビニール素材を使って作られていた。少なくとも自分が実際に見ることのできた、前年までのここ3年のパビリオンはすべて何らかの形で高低差があり、この狭い敷地にいつもと違う視点を与えていたと思ったが、今回のパビリオンは完全に平坦で、やや退屈な気がした。ただこのチープな質感はとても好きだった。虹色に歪む空間にひっきりなしに人間が吸い込まれていった。