サザンオールスターズ

同僚の一人が会社を去った。故郷のセルビアに帰るという。わざわざ挨拶に来てくれたので、協働したいくつかの作業が思い出された。仮に、自分が会社を去るとしたら、自分もその同僚のところに挨拶にいっただろうが、その逆を信じることはとても難しい。

人との関わりにおける連続性が難しいと感じるようになり、ある程度の年月が経った。今日、仲良くしてくれた人が、明日も仲良くしてくれるとは限らないし、今日、信頼されていたとしても、明日も信頼されているとは限らないだろう。何らかが積み上がると、何らかの関係性が維持できるものと考えると、シンプルでよいのだが、実際は、どれだけ積み上がっていても、崩す作業は一瞬のうちに行われるので、あまり問題ではない。すべてが一過性のもののように感じ、たとえ毎日のように顔を合わせる人でも、その日その日、最初に声を交わすその瞬間まで、どんな関係なのかは分からない。実際、そのようなランダム性は、いたって日常的なことで、普通、そこを過剰に意識する必要はないものだと頭ではわかっているのだが、何らかの不明瞭な要素が、過敏に反応する。

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