他界

先週に引き続き、家の片付けをした。今日はいくつかの家具を近くの区が運営しているリサイクルセンターに持って行った。すでに何週間かこの作業をやっており、今日は普段使っているダイニングテーブルと椅子二脚も持って行ったので、ぱっと目につく大物はだいたい、なくなったが、まだ捨てなければならない小物が多くある。

昼過ぎに、ひと段落ついたがまだ時間が余っていたので、思いつきでチェルシー薬草園(Chelsea Physic garden)に行った。天気が良かったので、何か庭園のようなところは気持ちが良いかもしれないと思ったからだが、着いた時には空はやや曇っていた。

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ここには初めて来たが、都心部にあることもあり、思ったよりずっと小さい植物園で、さっと見て回れる、ほどよい大きさだった。庭園内は人がまばらに見えたが、カフェ・レストランのところだけ満員状態となっており、確かに草花に囲まれて食事を摂っているのは楽しそうではあった。この薬草園はすべて壁に四方を囲まれた、外からは見えない隔離された空間なので、そこに寄り集まって、外界を忘れたように談笑している人々のいる景色は物語的で、面白い。

レンガと鉄、木枠の小さい温室が建ち並んでいるエリアがあり、そこの雰囲気は好きだった。歴史ある植物園なので、相当前から建っているのだろうが、朽ち果てそうなボロボロの枠組みに、やや透明度の落ちた薄そうなガラスがはまっており、その半透明の向こう側にまた別な温室の窓のレイヤーが重なっていく感じがきれいだと思った。緑は青々としていたので、躯体の枯れた風体がより際立って見えたのも、よかった気がした。

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