土曜。洗濯などの作業後、近所のスーパーに行き、すぐ帰った。その後、パソコン内の各種ファイルの整理、その他作業などしていた。
パソコン上の、一切の分類をせずに、雑多なファイルを一緒くたに放り込み続けたドロ沼のようなフォルダを開いていた。勤務先の定期面談時に使用した勤務報告書のようなものが見つかった。良く出来たことと、反省すべきこと等を書くような、よくある類のものだが、こういうものを書いているといつも凄まじく寂しくなる。なぜだろうかと長年、思っていたが、渡英の際にT氏からもらった、寺田寅彦という物理学者の「柿の種」という本の一節に「自分の欠点を相当よく知っている人はあるが、自分のほんとうの美点を知っている人はめったにいないようである。欠点は自覚することによって改善されるが、美点は自覚することによってそこなわれ失われるせいではないかと思われる。」というものがあり、そういうことかと思った記憶がある。自分が労力をかけたことを、誰かにアピールするために自ら記述するたびに、それらが溶けるように消えていく感じがしたので、寂しいと感じたのだろう。あらゆる自己PR資料、あらゆる業務報告書、すべてにおいて、いつも、寂しいなと思いながら書いていたことが思い出された。














