月別アーカイブ: 2014年1月

喝采

英国で仕事をしているといっても、一日の半分以上は無言で黙々と作業をしているのみで、会議などがたまたま無い日だと、一日で口を開いていた時間がトータル20分もないこともある。家でも口を開くことはない。こちらに来て早や8ヶ月も経過した。。

耳にやさしい天然コットン

今日も家にいた。食事は作り置いて冷凍保存してあった、適当に芽キャベツ等の野菜を煮たものがあったのでそれらを食べた。

Brussel sprout(芽キャベツ)は、キャベツがまだ若いうちに強引に収穫したものだと思っていたが、少し前に、実は一つの茎に何個も鈴なりになっているキャベツとは全く別な野菜であることを人に教えてもらった。調べによると、一応キャベツの変種らしいが…。以下の写真はWikipediaより拝借した。正直いって、全く想像していなかった形状をしており、画像を見ると常識が崩れて何かクラクラする。中華料理等でよく使用されているヤングコーンは確か普通のトウモロコシの若いやつだったはずなので、それと同等のものだと思っていた。

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六甲

7時に一度起きたものの、6度寝くらいまで繰り返し昼ごろ本起床した。休みの日は、何故か昼の12時頃になると、もう1日終わりだなと思う。確かに日没時間は4時頃という事実もあるが、昼ごろからでもいくらでも行動可能なはずなのに、12時まで家にいると、もう外に出ても意味ないという謎の感情が発生する。それとは一切関係なく、今日はやらなければならない事があったので、どのみち、家にいる必要があり、別にどうでも良いことだった。

E04

金曜。会社に一つしか無い自動販売機の故障率が尋常でなく、買いに行くと3割位の確率で故障していて反応しない。18時頃までは購買所が営業しているので物品をそこで購入可能だが、それ以後の時間で空腹になった場合など、自動販売機が唯一の購入源なのでそこの故障は苦しい。18時以降、会社に残るなというメッセージとも解釈できなくはない。

£1.89

記憶が定かではないが、確かスーパーに寄って帰宅した。Marks&Spencer(というスーパーマーケット)のホワイトチョコチップクッキー的な食べ物の美味しさを発見し、それを数袋購入、夕飯はそれのみという日々を3日ほど続ける。

童話

Camden townにあるニコラス・グリムショウ設計の建物を観に行った。機械的というか工業製品ぽい造形が特徴のイギリスの建築家の一人。建築生産効率などの観点から工業化を行っているというより、表現としてこういう感じを好んでいるようだ。この人は幼少時代、模型少年だったらしいが、コンクリートみたいな流動的な要素がなくて、パーツをカチャカチャ組み立てると出来上がるこういう建造物の図面を書くのは楽しかったのではないかと思われる。一般的にも多くの建物はプラモデルのように、細かなパーツを組み立てて出来上がるわけだけれど、意外と、仕上げという工程によってパーツ自体は見えなくなるケースが多い。この人にとっては、「組み上がった感」が感じられないと意味がなかっただろうから、個別のパーツが完成後もはっきりと見えていることが重要だったと思われる。

Grand Union Walk Housing (1988)

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Sainsbury’s superstore (1988)

上の住宅のすぐ裏にある。イギリスの大手スーパーチェーンSainsburyの大規模店舗。すごく思い切っている感じがして清々しい。

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ゴツゴツした鋼のフライング・バットレスが外部に何本も露出している割には、内部空間にもチョコチョコと柱がある。周辺を全て古い建物に囲まれていたら、異質感がもっとすごくて面白かったかもしれないが、周囲の建物からそんなに浮いている感じはしなかった。

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さらにダニエル・リベスキンドのLondon Metropolitan university graduate centre (2004)も見に行った。中に入れなかったこともあったが、意外と小さくて、迫力に欠けた。ベルリンのユダヤ博物館とか、富山県のアウトサイドラインを見た時は非常にやばい感じがしたが…。

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すぐ隣の建物はバルコニー部分が歯のように飛び出していた。

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