月別アーカイブ: 2014年5月

サンフランシスコ

出張でSan Francisco(正確には少し南に下ったSan Mateo市)に来た。ヒースロー空港から11時間くらいのフライトだった。強い日差しが指しており、見た目には非常に暑そうなのだが、かなり寒かった。空港でレンタカーを借り、初めて右側通行の道を運転した。恐ろしい。

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The art of dining

出張でロンドンへ来ていたT氏と食事をすることになり、せっかくなので面白い食事をということで、The art of diningというイベントに参加した。Experimental, Foodなどのワードでgoogleを検索していてたまたま見つけたのだが、不定期に、歴史的建造物の一室を使って、その建物の歴史と文化にちなんだ料理を楽しむという趣旨のもの…。

_DSC0013 _DSC0014今回の会場はロンドンの西部にあるOsterley Houseという巨大な邸宅だった。昔、東インド会社を経営していた一族の所有物で、今回の食事は東インド会社の貿易経路である日本、中国、シンガポール、インドなどにちなんだものになっていた。

from The art of dining website

from The art of dining website

相当な年代物であろう絵画が壁にずらりと並んだ荘厳なLong galleryという部屋に、一列の長いテーブルが設置され、その周りを折り紙のツルとか、100円ショップで買った正月飾りのようなものなどがチープなものが舞うようにデコレーションされていた。

この建物は18世紀に、新古典主義の建築家として知られたRobert Adamsによって改修された。長い時間をかけてひとつひとつの調度品まで吟味され、厳格なクラシック的様式美をもった空間に仕上げられ、それが現代まで丁寧に維持されてきたのだと思うが、ついにチープな折り紙、針金のアーチ、使い捨てのお祭り用装飾、レンタルの机と切りっぱなしの布のテーブルクロスの侵入を許した。Adam氏はもしかしたら泣いたり怒ったりしたかもしれないが、それは自分にとっては心地の良いものだった。「格」が少し落ちていないとどうにも落ち着かない。格を落とす程度、その妙味のおもしろさの方が気になる。

T氏を宿まで送っていって、お土産物などをいただいて、帰宅した。一年ぶりくらいだったが、変わらずに精力的に動かれているようで、もろもろ楽しい話を聞かせてもらった。

パン

家で作業等をし、午後に少しだけショッピングセンターに行ってトースターを買った。今までフライパンの類でパンを焼いていて面倒だったので、ついに購入に至った。便利な機械だ。トーストを立て続けに4枚くらい食べたのでさすがに舌が飽きた。トースターひとつとっても、10ポンド以下の物から、80ポンド近くする物まで多くのバリエーションがあるが、何となくほぼ全ての製品が曲線的な形をしていた。もっと単純なしょぼい箱っぽいものが良かったが、なかったので、次点の中から何を選ぶかということで意味なく長考を迫られた。全てピンと来ないが、その中から何か一つを選ぶ必要がある、というシーンは日常において良く発生する。多くの場合は、更に探せばピンと来るものがどこかに実は存在しているのだろうとも思うが、そうまでして探したほうがよい物と、そこまでするほどでもない物がある。

散髪

髪を切った。朝、髪の毛をセットする等が面倒なので、最近はパーマを適当にクシャクシャとかけており、合理化を図っている。今回もクシャクシャとやろうとしたが、程度の伝え方を誤ったのか、非常にゆるくかかってしまって、元々の癖っ毛とあまり大差ないような気がした。

復帰

一週間以上、会社を休んでいたのでもろもろの業務が積もっていた。休みに入る前からすでに積もっていたので、印象としてはあまり変わっていない。

三節棍

3週間以上、日記を放置しており、思い出しながら記述しようとしているが、殆どの日は思い出すに値しないような日だっただろうと思う。
今日はバンクホリデーで休日だった。家でゆっくりとしていたような気がする。

London eye

今日で両親のイギリス旅行も最終日となる。

乗り降り自由の、ロンドンの主要観光名所を回るオープンテラスの観光バスに乗り込み、街並を眺めた。ビッグベン、ロンドンアイ、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿など、いわゆる名物を一気に見た。ロンドンアイにも今回初めて乗ってみた。今日は天気も気持ち良く晴れていたため、遠くまできれいに見えた。この観光バスは、ふだん見ないような角度で、街並を見て回れるので、意外と乗っていて楽しい。何度か通った事がある道も、運転していて見る景色とは大分違うような気がした。

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途中でバスを降りて、食料品のマーケットであるバラ・マーケットに行ったのだが、日曜が休みなのか知らないが、今日はマーケットが一切やっておらず、失敗した。マーケットの近くにあったスペイン料理屋らしきところで、屋外の席に陣取り昼食を食べた。イギリスの夏のアルコール飲料の名物であるPIMM’sがあったので、それを飲んだ。

_DSC9943少し早かったが、4時頃、パディントン駅からヒースロー空港に向かった。空港の喫茶店で少々ゆっくりし、やがて飛行機の時間が近づいてきたので、両親を見送って別れた。

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この日記では、かなりの行程を省略して記載したが、9日間とは思えない程、充実してもろもろ見る事ができた。ナローボート、エジンバラのSt.Andrews見学、着物でアフタヌーンティーが今回の3大イベントであったが、どれも良き思い出になった。両親も楽しんでくれたようで、何よりだったと思う。日本に去って行く両親と、イギリスに残る自分という構図が、不思議に感じられるかもしれないと思ったが、そうでもなかった。感覚としては東京駅の新幹線の改札で、静岡に帰って行く両親を見ている感じと変わりのないものだった。5月が終われば、こちらに来て1年になる。

Afternoon tea

今日は、今回の両親のイギリス旅行のハイライトとなる、母親が着物を着てアフタヌーンティーに行くという行事を行った。このために事前に着物を郵送で受け取ってあった。母親は白い着物、父親と自分は黒いスーツという格好で、アフタヌーンティーでは有名なリッツホテルのThe palm courtに行った。

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Palm courtは全体的にベージュっぽい色彩の内装だったので、母親が選んだ白っぽい着物と良い雰囲気で調和していた。良くも悪くも、もう少し「浮く」可能性もあると思っていたが、想像以上に違和感無く空間に調和しておりやや驚いた。紅茶に興味のある母親は、アフタヌーンティというものにずっと興味を持っていたようだが、今まで日本でも食べた事が無く、今回が初となった。お茶も、サンドウィッチも、スコーンも、楽しんでくれたようだ。1時間半ほど楽しく過ごした。

_DSC9848その後は市内を散策した。

両親ばかり撮っていたので、ここに載せられるような風景の写真が殆ど無かった。

London

朝、エジンバラよりロンドンに列車で戻る。

_DSC9754いったん家に帰り、置いてあった荷物等を持ってロンドンのホテルに移動した。両親はここから宿泊はロンドン市内のホテルになる。

両親が土産物などを購入するため、オックスフォード・サーカスのリバティデパート等に行った。

夕食は父親の友人の知り合いが料理人をやっているというアジア料理屋で、欧風にアレンジされた刺身や茶碗蒸しなどを食べた。

Edinburgh 2

エジンバラ市内の観光をする。エジンバラ城や、旧市街などを散策した。寒かった。

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エジンバラ博物館なども見た。

昼食をとったThe grain storeというレストランと、夕食をとったCastle terraceというレストラン、どちらも非常においしかった。

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