Yに会う

土曜日。イギリスに来て一週間が経った。少し疲れもあったのか、やや遅くまで眠った。

この一週間、生活のリズムはずいぶんと掴めたが、やはり車の運転がまだ心許なく、少し、練習しようと思い、Wimbledonまで行って帰ってこようと家を出発した。土曜の昼過ぎのウィンブルドンは凄まじい混みようで、完全に渋滞にはまり動けなくなった。ロンドンは渋滞が有名でロンドン都心部では渋滞税として乗り入れるだけで料金を取られるエリアがあるとの事だが、少し郊外のウィンブルドンでも凄い渋滞だった。

途中で何とか脱出し、帰宅。少し練習にはなった…。

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その後、今度は電車でまたウィンブルドンへ行き、電気屋に寄った。ポータブルの携帯バッテリーが欲しかったのだが置いていなかった。駅に併設されたショッピングセンターの適当な日本食ファーストフード店で焼きそばを食べ小腹を満たした後、Hyde parkのサーペンタインギャラリー・パビリオンを見に行った。

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今年の設計者は藤本荘介で、本人が、木陰で見たことのある(が誰だったか思い出せない。何らかの講演会で見たことがある気がする。編集者だったかもしれない…)女性と話をしており、インタビューを受けている風だった。以前、GAギャラリーで、氏の設計による、細い柱状のものが寄り集まってタワーのような門のような形状を成している建築模型をみたが、そのキャプションに、「シンボリックでありながら、人が寄り集まると建築の形状は消失して人が集まっている姿だけが残る」空間を作りたいというようなことが書いてあり、今回のパビリオンはそんな感じがした。自分が学生だった頃には、人間の知覚や感覚の変容を操作することで何とか空間と呼べるものを作ろうという、建築を消していくアンビエントな考え方がメインストリームにあった変な時代だったが、このパビリオンはその延長線上にありながら、構造物としての明確な主張があって面白かった。

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その後、高校時代からの友人Yに会うためにoxford circusへ行き、sketchというレストランで食事をした。Yは2年程ロンドンに留学していたが、今月末に帰国することになっており、せっかくのこちらでの知り合いがすぐにいなくなってしまい寂しい感じがする。もろもろ近況などを報告した。前回会ってから半年くらいしか経っていないが、もろもろ話すことはあった…。食事もおいしかった。

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