Hay fever

今週から花粉症に悩まされている。特に今日はひどく、鼻水が永遠に溢れて止まらない状態で、トイレットペーパー1ロールを消費してしまった。鼻がすぐ溢れてくるので作業が幾たびも中断されて、全然はかどらなかった。もう後は家でやろうと思い、夜は7時過ぎには職場を出て家路についた。鼻が出てどうしようもなかった。

帰宅後、肉を焼き食べる。その後は鼻を垂れ流しながら作業をする。

DSC_0343見た目は割とまともな雰囲気になった。

職場の上司に、ウィリアム・モリスの博物館に行こうと思っていると話したら、あの人はイギリスのインダストリアル・デザインの進化を遅らせた犯人で、プロダクト・デザイナーは皆、ウィリアム・モリスを否定するように教育を受けていると言った内容のことを言っていた。確かにモダン・プロダクトデザインの視点からはその通りだと、思う。でもウィリアム・モリスがいなければ、バウハウスもなかった。グラフィックデザインの観点からは、モリスのケルムスコット・プレスがなければ、歴史に埋もれたままだった印刷物やタイプフェイスはたくさんあっただろう。それを英語で説明しようとして失敗して、その上司がポカンとなっていた気がする。

 

Hay fever」への2件のフィードバック

  1. sekiguchi

    否定するような教育とは面白いね。イギリスの建築家はどう思っているのだろう?
    評価として、日本ではコルビュジエ>グロピウスだけど、ヨーロッパではグロピウス>コルビュジエ。といったような話は有名だけど。要は、各国/地域の近代デザイン教育(そのシステムをつくったのは歴史家、批評家、建築家?)によって価値観がかなり異なるんでしょうね。

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    1. toyoda 投稿作成者

      モリスの博物館らしきものはイギリス各地に結構あるみたいだし、基本的にその業績は広く認められているっぽいし、デコラティブでクラフトマンシップあふれるアンティークなデザインを好む土壌も十分あると思われるので、一般的にはそんなに否定されるべきでないのではないかと思う。ただプロダクトデザインの観点からは、モリスのやったことはマスプロダクションの全否定で、産業革命後のイギリスのプロダクトデザインを足踏みさせて、結果的に、「産業と芸術の融合」というモダン・デザインの基礎になるコンセプトはドイツに持って行かれた形になったので、そこが否定されるべきと言う話なのではないかと思われる…。

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