James Stirling 01

S氏の希望で、土日両日とも、イギリスの誇る現代建築家、James Stirlingの建物を巡る旅に出かける。特に初期の大学建築を中心に回ることとし、今日はロンドン北西のレスター大学、オックスフォード大学を訪れた。

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レスター大学工学部棟(1959-1963)。大胆な幾何学的構成とパキパキしたガラスの表現…レンダタイルの鮮烈な赤色…明らかに機能より造形を優先したであろう作為むき出しの形状が、想像以上に格好良く、すばらしかった。S氏は大判カメラのセッティングを始め、それにかなりの時間を要するとの事だったので、S氏を置いてしばらく周りを散策する。例によって写真を連投する…。

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偶然、このビル内に研究室をもつ博士のかたが通りかかり、話しかけてくれ、中に入れてくれることになった。研究室などを見せてもらい、特に最上階の梁が露出した部屋は、建設当時の姿を残しているらしく、迫力があった。

その後、街を移動し、偏差値の天井、世界の最高学府オックスフォード大学に向かう。セミナーハウス的な建物Florey houseもスターリングによる設計。柵にはばまれ中には入れず、また全景をカメラに収められるような場所も無く、伝えることが出来ないが、建物の裏側の扇状の造形は面白かった。

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オックスフォード大の他の建物は、何があるか調べもせず来たので、良くわからず、大学の建物は全てスルーし、近くにあった、大学の図書館ではない古い図書館のなかのホール部分などを見る。天井が、骨のように白い石で組まれており、ブラックレター体のような中世の字形の文字らしきものが不気味に彫られていた…。

_DSC9586- _DSC9580-夕方にロンドンに戻り、夜は、S氏の手引きで、たまたまロンドンに旅行に来ていた同じ大学の後輩だった人たちと会って食事をした。面識は若干、あったが、殆ど話したことがなかった人たちだったのでやや緊張した。ロンドンブリッジ近くのシェイクスピア・グローブに併設していたパブで11時過ぎまで…。元気な方々で、彼女らが今回の旅で訪れた場所の話や、共通の知人の昨今の様子などを聞かせてもらい、面白かった。イギリス南部のウィンチェスターという古い街が良い雰囲気だったらしい…。

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