朝、大家さんが業者を伴って、天井の雨漏り箇所の調査に来ることになっていたので、やや早起きして待っていた。壁や天井を見ながら修理方法などを大家さんと話していた。修理業者のかたが、「水は自在に形を変える」「水は高いところから低いところへしか流れない」「一見、完璧に見えても水はわずかな隙間でも漏れだす」「水は長い時間をかけて石を削る」などと言っていて、何となく、ことわざ、格言の類で聞いたことがあるような気がして、意味なく哲学的な空気が発生していた。
午後からTate Modernに出かけ、Paul Klee展、およびMira Schendel展を観た。どちらもかなりのボリュームで見応えがあった。クレー展のほうは作品を時系列順に紹介しつつも、グラデーション、記号表現、点描表現、など、それぞれひとつずつの形態生成のシステムにフォーカスを当てていて、分かりやすかった。Mira Shendelは知らなかったけれど、ブラジルのミニマル・アートの巨匠らしく、特に文字を絵画的に扱ったものが面白くて、透明アクリルの両面に、文字らしきものをびっしり書き連ねた半透明のライスペーパーを張り合わせてコラージュした作品は鮮烈な感じがした。ちゃんと調べていないが、コンクリート・ポエトリー運動とも連動していたのかもしれない。
増築工事中のTate modern…。
更にDesign Museumに移動し、ファッションデザイナーのPaul Smithの展示を観る。ポール・スミスの初期のスタジオが再現されていたり、氏が集めた写真や絵画の類が大量に壁に貼られていたりして、完成物としてシャツやジャケットなどを展示するのではなくて、それが生まれる背景を紹介する感じの展示だった…。
展示を3つも連続で見たので、疲れて帰宅。近所の中華料理店でチャーハン等をテイクアウトして夕飯とした。何かがだるくてやる気が起きない…。



