VISIONS festival

Hackney周辺で開催されたVISIONS festivalというものに行った。音楽フェスというと、巨大な公園や巨大なイベントスペース等で開かれることが多いが、これは街中で開催され、点在するいくつかのベニューで同時並行的にライブが行われており、ひとつのチケットでそれらを回れるようになっていた。大きな会場を用意しなくても、普段は独立している街中の施設をつなぐことでフェスになるという姿勢が軽やかでよかった。編集的なので現代的な感じがした。インディーの若いミュージシャンが多く出ており、どのバンドも良かったが、Alvvaysは特に良かった。最も演奏が淡々としており、変に技巧的すぎたり情動的すぎるところがなく、粛々と感傷的なノイズギターをひいていた。もっとキラキラしている若いバンドも多くいると思うが、自分の年の関係かこれくらいの若さが割とよいと感じるようになった。何かが完全に失われる直前という雰囲気があって、諦めに似たはかない感じがきれいだなと思う。世の中においては、まれに、この直前状態をキープしたまま止まったように生きられる人もいる。

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Alvvays

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