Turner contemporary

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Margateという町にあるTurner contemporaryに行った。Mondrian and colourという展示をやっており、モンドリアンの初期の風景画や人物画など、あまり見たことのない作品が多く展示されていた。初期の風景画などは全く特徴のないものと言ってよい。何度かの中間地点は経ているが、例のモンドリアンスタイルへは結構いきなりジャンプして到達している感がある。単に積み重ねでたどり着くのでなく、いきなり謎の飛躍がある。

デ・ステイル結成後の絵は潔癖にコンセプチュアルなので、例えば、今まで絵を全く描いたことのなかった哲学者がいきなり描き始めた絵ですと言ってくれた方がまだ腑に落ちる。あのスタイルの確立後は、ロシアの社会主義の流れを受けて、「芸術は自己表現であってはいけない」という、背景を知らないと不思議に聞こえる考えを示していたとされるモンドリアンだが、その表向きの芸術家としてのポーズ以外にも、やはり皆と同じように、素朴な風景画を自分のタッチで描きたいという裏の姿があったのかと思うといっそう興味深い。

from Turner contemporary website

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その後、近くにあったShell grottoとかいういつ誰が作ったのか全く謎という貝殻洞窟を見て、さらに近辺の浜辺などをフムフムと見て帰宅した。

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