Finland 03

フィンランド最終日となり、見れていなかった美術館など一気に見た。おとといの月曜日に、一度観に行こうとしていたのだが、月曜日はほとんどの施設が休館日ということを知らず、やむを得ず断念したところへの再訪だった。

キアズマ美術館。マリメッコとフィンランドの若手作家のコラボレーション的な展示をやっていた。_DSC4722 _DSC4728アテネウム美術館でもトーベヤンソン展をやっていた。こちらのほうが、先日見たムーミン谷美術館に比べ、氏の生涯に焦点を当てた、より網羅的なもので、ムーミン谷博物館の所蔵品の多くもこちらに来ていたようだった。しかしどの絵画よりも、やはりムーミン関連のペン画の出来が突出しているように思えた。個人的には、割と視点を引いたロングショットの絵の多くがよいと思った。微妙な距離感で、遠くで何か変なトロールが何か必死にやってるという、アリの観察箱を見るような上位概念からのやや冷たい視線がある気がした。そういう、人ならざるもの達の所業だからこそ、ムーミンの物語がユーモアと真理をもつのかもしれない。

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