Ashdown forest, Lewes

Hartfieldという村に行った。くまのプーさんの作者のA.A.Milneの別荘があった場所で、その村のすぐ南に広がるAshdown forestという森を舞台にプーさんの世界は描かれているらしかった。村の中にあったPooh cornerという各種プーのグッズを扱う店に併設されたカフェで食事、茶などを摂り、のんびりとした感じの良い時間を過ごしたのち、その森にも行き、小高い丘の上から森を眺めた。歩いていて、非常に気持ちのよい場所だったが、プーさんを読んでいないので、自分にはこの森が他の森とどう違うのかは、分からない。読んだ人のみ、本来ここに存在しないはずのものが見え、あの熊がここに居るように感じるのだろうが、今から自分がそれを読んでも、もう熊をここに感じるレベルの感情移入は難しいだろうとも思う。子供のころにそれに魅了される必要があるが、時間が戻ることはない。

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その後、更に南下し、Lewesという街にも行った。かつて一度だけ訪れたことのあるところだが、その時は夕方に来たので、ほとんど全ての店が閉まっており、また冬だったために辺りも暗く、ただ、行ったというだけで、その街を楽しむところまではいっていなかった。今回はルイス城などにも入ることができた。

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城の塔から街を見下ろすと、町並み全体が想像以上に赤かった。

_DSC5080-_DSC5093- _DSC5094- _DSC5098- _DSC5103-また城の庭のようなところでは、仮設テントを用いて何らかのパーティーが開かれていた。何故かゲートボールのような用具が設置されており、ボールや、ポールのカラフルさが美しい感じがした。Wikipediaによると、これはクロッケーという球技で、日本のゲートボールの原型になったものらしい。確か、日本のゲートボールのボールは単調な紅白の2種類であり、ポールは、味気ない単なる巨大な鉄釘に等しい無骨な灰色の鉄棒だったと記憶しているが、日英を比較して、何か大切なものが失われている気がした。遊技ではなく競技としてのゲートボールを志向した結果が、あのストイックな紅白ボールと鉄釘ということなのかもしれないが、用具の魅力が全く無い。日本中に多く分布しているゲートボール愛好家は殆どが老人であるはずだが、ナンバリングされたゼッケンを身につけた老人が集まって毎日、紅白の球を工業的な鉄釘にコツコツ当てているというのは、視覚的に退廃的すぎて、かなしい。

ルイスをひととおり散策して楽しんだ後、帰宅した。帰宅後はNew Maldenの韓国料理屋に行った。入ってみたらほとんどカラオケ店で、その一角がレストランになっているという風の謎の店だった。味は問題は無く、おいしかった。

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