Honfleur, Trouville

昨日、Honfleurに到着したのはすでに日が沈んだ後だったため、今日改めて町を散策した。昨日は、イギリスよりずいぶん暖かいと思った気候だが、今日は雨が降っており、非常に寒かった。

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基本的に、冬場は観光についてあまりやる気を出していないようで、この町にあるほとんどの美術館類は閉館していた。一応、観光案内所は空いており、地図を渡されていくつか主要な教会や公園等を教えてもらった。

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もらった地図の中に、何か良くわからない水路が入り組んで走っている公園が記されており、一応行ってみたが、そこには傘の下でうずくまって力なく笑っている謎の像があるのみで、意味が分からなかった。

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犬の後始末の看板に書かれている犬が、やはりどことなくフランス的な洒脱な雰囲気を出しているような気がした。何故、2匹描かれているのかは知らない。

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この町は作曲家のサティが生まれた町としても知られており、その生家が残されて博物館になっているのだが、そこも閉館していた。閉館していることは事前に調べて知っていたので、特に心的ダメージを負うことはないと思っていたが、やはり実際に入れないとなると悲しいものがあった。敷地内には、スピーカーからサティの曲のCDがループで流れており、そのとってつけたような安さは面白かった。洋梨のマークは、サティの楽曲「梨の形をした3つの小曲」によるものとのこと…。サティの曲名は「犬のためのだらしない前奏曲」「胎児の干物」「スポーツと気晴らし」「不愉快な概要」など、秀逸なものが多い。梨のやつも、3つの小曲と言っておきながら全7曲からなるというあたりもキレがよい。

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午後はTrouvilleという町に移動した。ここはポスター作家として著名な画家のサヴィニャックが晩年を過ごした町として知られており、また町もそれを一大観光資源にしており、サヴィニャックの残した看板が町のあちこちに残っている。観光案内所には日本語の解説付きマップがあった。雨が強く降っているのと、寒いのとで大変だったが、それを見ながら、見られるだけ町を回った。

_DSC0202 _DSC0205 _DSC0208 _DSC0212 _DSC0214 _DSC0215 _DSC0220 _DSC0224 _DSC0226 _DSC0229 _DSC0230サヴィニャック美術館は開館しており、そこではいくつもの原画を見ることが出来た。サヴィニャックは全体的にざっくりしているのに、色が明快で強くて、キャラクターの造形力が高くて良い…。

宿までさらに2時間ほど、西へ移動した。寒さのせいか体調を急激に崩し、フラフラとし始めたため、宿で早めに休んだ。

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