ロッテ ホカロン

作業。

向かいの家の天窓から漏れる灯りの色温度が日々、微妙に違う気がする。近年は色温度を調光できるLED電球なども珍しくないので、そのたぐいの物を使用しているのかもしれない。かつて小学生か中学生の頃、部屋の蛍光灯が切れたときに、それまで蛍光色(白色)だったものから、電球色(暖色)の蛍光灯に変更されたことがあった。そのとき兄弟揃って「黄色い、黄色すぎる、全てが黄色い、赤い」などと不平を漏らしまくって、わずか一日くらいで、親に新しく蛍光色のものを買い直してもらうということがあったのを覚えている。暖色の方が目に良いという話もあるらしいので、そんなに強く言うほどのことでも無かったはずなのにと、後に申し訳なく思ったことも覚えている。だがそれ以降、暖色にトライすることが恐ろしく、自分は一人暮らし時にも、全て蛍光色の蛍光灯を選んできた。しかし今、意識していなかったが、今住んでいるフラットは全て暖色の電球しか使われていない。蛍光色縛りがいつのまにか解除されていた。

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