時差ぼけを軽減しようと思って、日に当たるべきだと考え、Hyde parkに行った。多くの人が日光浴をしていたが、ただ公園を歩くことが退屈だという貧しい心理状況下にあったため、公園内にSerpentine galleryに行った。
本館では、Leon Golubという画家の展示をやっており、野犬や肉食系の鳥類、軍人、ギャング的な人々など、獰猛な何かが常に画面に入っている感じで、彩色も怖かったのだが、それにもかかわらず全てコミカルな感じがした。ギラついた目や、攻撃的な牙など、すべて、逆に笑えるという雰囲気になっていて良かった。
別館のSackler galleryではPascale Marthine Tayouという作家の展示をやっていた。カラフルでチープな日用品・ゴミを再構成してオブジェを作るタイプの作家で、こういう作風は特別に珍しいというわけではないのだろうが、この人のは色彩とか形状が原始的というか古代芸術のような雰囲気があり、時代が一周して現代の素材が太古から掘り起こされたような趣があった。