Eames

Barbicanに「The World of Charles and Ray Eames」という展示を見に行った。イームズ夫妻の総合的な回顧展で、合板の圧縮成形のイスから、ケーススタディハウス、後年のショートフィルム群など網羅的に展示されていた。自分は、あまりよく知らなかったのだが、妻のレイ・イームズのほうの絵や初期の平面デザインなどがいくつか展示されていて、何かドロドロに溶けたスライムのようなグニャグニャしたものばかり描いてあった。有名な成形合板のイスのシリーズも、背面、座面、肘掛を一枚の板で合理的に作成するために、あのような曲線的な形になったのは事実だと思うが、曲率のなまめかしい感じとか、表現的なところは妻の趣味によるものっぽかった。ショートフィルムについても、「Powers of ten」ぐらいしか知らなかったが、いろいろな生き物や日用品のクローズアップショットばかりをつなぎ合わせ、3面のスクリーンで類型学的に展開する映像など、良かった。

バービカン・センターは大量に人がいて、展示のチケットカウンターには長い列ができていた。自分が行った時は、たまたまだったのかすぐに券が買えた。DSC_0104-EFFECTS

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