Newport Street Galleryという、わりと最近できたダミアン・ハーストが運営するギャラリーに行った。John Hoylandというイギリスの抽象画家の展示をやっており、巨大なサイズで大胆かつ明快に色面を切り分けていく表現が非常にダイナミックで気持ち良く、素晴らしかった。ギャラリーの空間自体も、倉庫の大空間を生かした、真っ白で明るい空間に、各部屋をつなぐ開口や上下の吹き抜けがザクザクと穿たれているもので、それ自体、抽象絵画のようなリズムがあって、その中に強い色彩が淡々と置かれている様が強烈だった。
たぶん一枚だけ見ても、あまり印象に残らなかったのではと思うが、この最小限の形状が、見慣れないスケールで連続して、大空間を気持ち良く満たしているのがあまりにも良かったので、何度も部屋を行ったり来たりして、見ていた。