mbv

今日は20時前に帰宅。先日リリースされたばかりの、my bloody valentineの22年ぶりの新譜「mbv」を聴きながら夕食の準備をした。このアルバムは、2月2日に、突然発表があり、その当日中にいきなりダウンロード販売が開始されたという唐突感きわまるもの。アルバムの収録曲は、前作「loveless」のアウトテイク集かと思うほど、22年前と変わっていない音で驚いた。そもそも自分が初めてこのバンドを聴いたのが、lovelessのリリースから10年以上経過した後で、それで十分に強い印象に残ったのだから、もともと時代性とは無縁のバンドだったとも思える。

マイブラを初めて聴いた頃、私はノイズの乗った音楽を非常に好んで聴いていたが、mogwaiのようなゴウゴウと強い音圧を感じる重めのノイズ音(ピンクノイズ的な音)が好きだったので、マイブラのノイズ音(ホワイトノイズ的な音)は全体的に音がこもりすぎていて、凄く軽く感じた。当時は、91年の作品だからマスタリング技術などが未発達でこういう音圧になっているのだろうと解釈していて、この美しさでノイズがもう少し重ければ完璧だったのにもったいないと思っていた記憶があるが、22年ぶりの今作を聴いても音圧は全く変わっていなかった。でもむしろそれが心地よいと感じるように、自分の耳が変わっていた。

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