盛岡

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昨日は盛岡に宿泊した。今日の午後の早い便で東京に戻る。

両親は既に盛岡に何度も来ており、盛岡のだいたいの観光地は回ってしまっていたのと、日曜日でやっているところがあまり多くなかったのとで、限られた場所だけだったが、いくつかの所をテンポ良くまわった。

最初に南部鉄器の工場兼ショップに行った。客がほぼいなかったし、製造工程が見られるコーナーでも職人が日曜休みなのでひとりしか居なかった。すすだらけの工場内に、天窓からさらっと光が入っていて、それに黒い鉄器がさらされて鈍い影と一緒に鎮座していて、それはそれで美しい感じがした。

その後、地酒の店に寄る。ここは観光バスが止まって、人がたくさん居た。そして更にその後、ベアレンビールという地ビールの生産販売所も訪れた。ここは小さな工場で、静かなところだったが、ポツ、ポツ、ポツと、常にひとりずつくらいお客さんが連続して来ている感じで、それぞれビールを箱買いしていったようだった。確かにここのビールはおいしく感じた。館内の説明コーナーによると、10年ほど前から造られているビールのようだ。ドイツから気合いを入れてビールの醸造設備一式を運んで、ビールづくりを始めようと思ったらしいが、運び込んだはいいものの工場の建築許可が降りずに数年、計画が寝かされていたらしい。建築許可とってから設備を運べば良かったのに…しかし勢いを感じた。

その後、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を最初に出版した光原社という出版社跡地に行った。併設の喫茶店で、いかにも宮沢賢治の世界といった格好の女性店員がコーヒーを相当丁寧にドリップしたものを飲んだ。

盛岡の規模感が心地よかったが、夕方にはもう東京に戻っていた。

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