惨殺半島 赤目村

今日は昨日、説明を受けた語学学校に再訪し、体験レッスンを受けたり、細かな受講の説明を受けたりした。

帰宅後、サラダとスパゲッティなどを作り、夕飯を摂る。

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購入した武富健治の漫画「惨殺半島 赤目村 1巻」を読む。とても面白い。この作者は現在最も好きな漫画家で、前作の「鈴木先生」は本当に面白く、次の単行本をまだかまだかと待っていた。今回はミステリーサスペンスもので、閉鎖的な田舎の村で起こる殺人事件を描くらしい。1巻の時点ではまだ殺人は起こっていないけれど、観光地化に失敗して閉鎖したレジャーホテル、村八分された家族、村営の娼婦館、巫女…など、創造力をかき立てるようなものがたくさん練り込まれている。

この作者は、以前、漫画実話ナックルズという雑誌で「実話モノ」の漫画を扱っていたらしく、(実話モノ=実際はフィクションにもかかわらず、「これは実話である」という設定で、もっともらしい事件や題材をドキュメントしていく物語の形式のひとつ。フェイク・ドキュメンタリーなどと呼ばれているらしい。昔、テレビ番組で「放送禁止」というシリーズの特番があって、その番組も、「これは、実際におこった事件で、内容の奇怪さからテレビ局内で放送禁止としてお蔵入りになっていたテープを再編集したドキュメンタリーである」といった触れ込みで放送されていて、子供だった自分はそれを完全に信じ込み、しばらく恐ろしさが消えなかった記憶がある。)その手法が今回のサスペンスものにいい感じのいかがわしさとリアリティを与えていて素晴らしかった。この古風な絵柄もあいかわらず素晴らしい。

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