月別アーカイブ: 2014年11月

ポップ・ミュージック

日常的に、ある程度どうでもよいと感じる事案については、衝突を避ける。人は、通常それぞれ100の我を出して話をした場合、どんなに正常で普通な人間であっても確実に衝突する。個人的には総和が120くらいの状態がほど良いのではないかと思っている。それ以上は衝突する。(衝突する事自体の善し悪しは問わない。)だから相手が80で来ればこちらは40に調整し、60であれば60でいく。ただこのバランスの取り方は相当な個人差があり、人によっては、自分と同等かそれ以上の出力を求めるタイプの人がいる。「オレが80だしてるんだから、おまえも80を出せ」という感じで、80に対して40で対応すると、すごく馬鹿にされたように感じるという人たちがいる。80に対して80でいくと、総和が160になるので、当然、衝突を招く。寧ろぶつかったほうが良い、という考えをもっているケースも多い。そういう人がいることについて、何ら不思議はないし、特に嫌悪もない。そもそも総和120という基準値が自分のごく個人的な指標でしかないので、批判する土壌すらない。そんな事より大きな問題は、自分が総和120への調整すら出来なくなっているという現象で、もうずっと前から、相手がどれくらいで来ているのかも、自分がどれくらい出しているのかも分からない。

YAMAMOTOYAMA

鼻水がけっこう止まらず、集中力が持続しない日だった。このあいだスーパーで何となく買ってみたリコリス茶というものを飲んでみたら、毒のような甘みがして、震えた。何も知らずに、ただ何となく気分を変えようと思って、普段、手を出したことのない茶を購入しただけなのだが、ちょっと自分には合わなかった。口に含んだときは普通の茶っぽいのだが、直後、謎の強い甘みが発生し、さらにその後、鼻に来る妙な香りが後味として残る。おそらく一部の好事家たちのみが好むタイプの、上級者向けの茶だと思われた。

Green tea(緑茶)と名のつくティーバックは、イギリスでもいろいろな銘柄が売られているが、そのほとんどがやはり日本の緑茶とは違う味がする。スーパーによっては日本の山本山の緑茶が売られているが、やはり圧倒的にそれが美味しい。

緑茶も紅茶もウーロン茶も、同じ茶葉から作られる(発酵加減が違うだけで元の茶葉は同じ)と聞いたことがあるが、セイロンやアッサム、ダージリンなどの茶葉から作られた緑茶もあるということなのだろうか?良く分からない。

yamamotoyama

日曜。既に殆ど記憶に無いが、作り置いてあったカレー等を食べた気がする。また作業等で終日を過ごす。カレーは例によって保温鍋で数時間にわたって煮込んだ(放置した)ものを冷凍保存してあったものだが、カレーのジャガイモは冷凍するとスカスカした感じになる。あまりおいしくは、ない。

土曜

やや体調を崩して咳と鼻水が出るようになった。数日、普通にしていれば治るだろう。

先週は少し疲れたので今日は怠惰に睡眠を多く取り、のちに作業などして過ごした。

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しばらく投稿が空いた。

夜、ユーロスターでロンドンに戻ってきた。タクシーを手配してあったのだが、結構分かりにくい不思議な場所で待っていて、何度、電話で通りの名前を訊いても、マークス&スペンサー(というスーパー)の横、という返答しか帰ってこず、やや手こずった。

YES

業務後、夜、アムステルダムからブリュッセルにまた列車移動した。駅の売店でパンを細切れにしたようなものを購入したところ、非常にまずく、まずいことで有名な北欧菓子のサルミアッキをパンに練り込んだような味がした。

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街頭の酒屋のショーケースに、寿司のちょうちんが光っており、割と良かった。

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空腹だったので、宿の近くにあったレストラン街のようなところで、肉等をとった。google mapで調べた、まともそうなレストランは満席で入れず、適当にその横にあったところに入ったが、観光地らしい完全なボッタクリ価格の店でやや落ち込んだ。ラジオからプログレ・バンドのYESの曲がかかっており、全く知らなかったが、店員の男が小躍りしながら、こんな最高の曲を知らない日本人は信じられないと言ってきた。それは少しだけ面白かったが、同時に怒りも感じたので、すぐ食べて、即、店を出た。

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一応、ベルギーに来たのでビールでも飲んでおこうと思い、たまたま近くにあった、割と有名らしいDelirium Cafeというパブに行った。2000種類以上のビールを提供と謳っていたが、実際はどうなのか、知らない。何かフルーツ的な香りのする甘いビールを一杯だけ飲んだ。特にビールが飲みたかった訳ではないが、ただベルギーのビール飲みの雰囲気を一応、見ておこうと思って来た。こういう、何かに流されたような行動はなるべく生活から消した方が良いのかも知れないが、よく分からない。ビールの味は割と美味しいとは思えた。

マッシュポテトおいしい

夜、列車でパリからアムステルダムに移動した。初めて来るところだが、イメージどおり街中を運河が走っており、昼に見たらきれいそうな街ではあった。

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宿の近くにあったパブのようなところで遅い夕食を取る。良く知らないがオランダ料理っぽいものを適当に選んだところマッシュポテトにミートボールを乗せたものが出てきた。基本的にマッシュポテトは好きなので、美味しかった。

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アムステルダムといえば大麻が合法の場所として知られているが、ちょうど宿のすぐ前に大麻を売るCOFFEESHOPがあった。ここではコーヒーショップとは麻薬ショップのことを指し、喫茶店などはカフェやコフィーハウスなど別の単語で呼ばれるらしい。タバコですら嫌いなので、特に興味はないが、ガラス越しに見たショップ内では数人が椅子に座ってパカパカと煙をふかしていた。脳内では何らか良い気分になっているのだろうが、外から見る分には極めて静かなものだった。深夜、宿で寝ていると、甲高い数人の女性のハシャギ声で目が覚めた。たぶん外で何か吸って、宿に戻ってきたところなのだろうが、しばらく廊下で、壁にぶつかりながら、パウダーとか何とか叫んでいた。キャッキャと複数人で笑いながら、何か嬉しそうに叫びまくっており、ずいぶん楽しそうだなと思った。人にはそれぞれの生き方、したい事、時間の過ごし方があり、特にそれについて何とも思わない。誰かの生き方を楽しそうだなと思っても、自分もその同じ楽しさを体験したいとは思わない。つながりを、感じない。

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Fondation Louis Vuitton

出張のためパリに来た。時間の合間をぬって、以前、工事中に一度みたゲーリーのルイヴィトン財団美術館が先週オープンしたので、無理矢理それを見に来たが、時間が全然なく、今回も外観を眺めただけで終わった。白っぽい乳白の曲面ガラスがやたらと上品にぬめっていて、攻撃的な形なのに存在感が繊細で、全体的に軽そうで美しかった。乳白色という微妙な存在感の色が、ここまで大きく建築物をおおっている例というのを他に知らない。ちなみにこの美術館の開館を知らせるポスターが街中にたくさん貼ってあったが、マグリッド風な抽象的風景の中に、建物が船のようにフワッと浮いているというもので、やはり皆、あの建物がSFのように軽やかに飛び立っていくように感じるのだと思う。

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新凱旋門のあたり(La Défence地区。パリ市内では建てられない不思議な造形の高層建築が集積しているビジネス地区。)にも少し立ち寄った。新凱旋門(グランダルシュ)に初めて近づいたが、異常なサイズ感、異常なジオメトリック感で面白かった。

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パリ市内とラ・ディフェンス地区の比較画像。

from Wikipedia

 

弟来る

帰宅。日本から弟が旅行にやってきて、今日はうちに泊まるので、近くのパブで落ち合った。久しぶりに会ったが元気そうだった。今日、着いたばかりで時差ぼけや疲れもあったようなので、食事をしてすぐ休んでもらった。明日以降はイギリス国内、周辺国をいろいろ回るようだ。二週間後にまたロンドンに戻ってくるようなので、そのとき改めて観光など共にすることになった。

日曜

今日も作業日に充てる。平日は仕事のため、帰宅後も割と疲れてしまって自分のやりたい作業が殆ど出来ていないので、週末に集中させる必要がある。一日で一回も外に出ないと、それだけで強い罪悪感をおぼえることもあるが、その感覚は少しずつ麻痺してきた。