Stockholm 05

墓地を後にし、その近くにあるセント・マークス教会(St.Mark’s church)に行った。アスプルンドと協働して森の葬祭場を設計したレヴェレンツの設計。これが予想以上に良く、開口部の少ない重厚な塊が、なめらかにうねってきれいにグラデーションを作るメインファサードは素晴らしいものがあった。もともと、こういうコンクリートが分厚そうな、朽ち果てきれなかった無用な物のような存在のものは好きなので、目を奪われた。

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メインファサードが、窓の少ない要塞のような趣だったのに対し、裏側に回ると、北欧らしい細い木製サッシの窓と、気持ちのよい割り付けやドアのプロポーション、アクセントの白いペイント壁など、きれいな造作があわられ、その対比が明快で美しかった。

_DSC8193 _DSC8196 _DSC8197この建物に関しても、礼拝室以外は入ることはできなかったが、窓の外からのぞいた内部空間も相当に良さそうだった。レヴェレンツのことは全く知らなかったのだが、ここに来れて良かった。墓地の中の、復活の礼拝堂という建物はレヴェレンツの設計だったが、そこも工事中で全く入ることができなかったのが、残念に思われた。

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